AtomosがShogun InfernoのAtomOSを8.1にアップデートした。このアップデートはソニーのFSシリーズカメラへの対応が主で、FS-RAWのハイフレームレート記録を可能としている。これにより、2K 240p収録が可能となり、ハイブリッドLogガンマのサポートもされる。
Shogun InfernoはAtomosのフラグシップモニターレコーダー。7インチのディスプレイが搭載され、モニターや録画ができる。
FlameとInfernoシリーズは、昨年初めにアップデートされているが、その時のShognFlameのレビューはこちらで見ることができるので参考にして欲しい。この時はHDRへの対応が行われている。なお、Shogn Infernoでは4K 50/60pやQuad 1.5/3G SDI入力にも対応している。
AtomOS 8.1の新機能
- ソニーHD/2K RAW 100/120/200/240pのハイフレーム記録/再生対応
- ハイブリッドLog/Gamma(HLG)の入出力がモニターページからアクセス可能
- 3:2プルダウン機能の改善
バグの改善
- ソニーFS7のHDMI経由DCI 4K50/60pの対応改善
- すべての2Kモードで波形モニター対応
- DCI 4K 60pでのオーディオ再生シンクロナイズの改善
- タイムラプス機能の改善
- 記録中に赤いフラッシュが起こる(記録自体に問題はない)事象の改善
新しいOSにより、FS7やFS700、FS5でHD240pの記録が可能になる。サードパーティー製の周辺機器が本体に対応するには時間がかかることが多いのだが、今回のAtomosの対応でソニーユーザーはほっとしたことだろう。
またFS700のような古い機種に対してもサポートが行われていることは、喜ばしいことだ。残念なことに、同じような対応がキヤノンC500に対しては行われていない。このような機種に対してもサポートを行って欲しいものだ。
AtomOS8.1ファームウエアのダウンロードはこちらからできる。