AtomosがSumoに非同期ライブマルチカムスイッチング機能を搭載
AtomosはInter BEE2019で、Sumo19のメジャーアップデートである非同期マルチカムスイッチングを発表した。このアップデートにより、従来入力信号の同期が必要だったのに対し、非同期でもスイッチングできるようになった。
Sumo19の概要
Atomosは外部モニターレコーダーで有名なメーカーだが、Sumoはこれまでで最大かつ最も強力なモニターレコーダーだ。HDRに対応し、1200nitsで10stopのダイナミックレンジを持つ。また、ProRes RAWを記録できる数少ないデバイスの1つでもある。
Sumoは複数のハードウェアの機能を持っているため、Atomosは複数の機材をSumo19に置き換えることでスペースを節約できると謳っている。HDMIとSDIから入力でき、1つのSSDに4系統のビデオと1系統のプログラム出力を記録できる。更にHDMIまたはSDIのいずれかでそのプログラムを出力することもできる。また2系統のXLRオーディオ入力があり、48Vファンタム電源と専用のゲインコントロールを備えている。
新機能
今回のSumo19のアップデートにより、AtomOS 9.2では非同期のライブマルチカムスイッチングが可能になった。今までは入力信号がゲンロックされている必要があったが、その必要性が無くなった。
SomoはISOファイルやプログラム出力と一緒にXMLファイルを記録するため、NLEで後編集ができる。さらに、ライブレコーディングでハードカットを使用したかディゾルブを使用したかも追跡できる。どちらもシングルタップまたはダブルタップに設定できる。
今回のアップデートにより、Sumoの既存の機能に加え、マルチカメラでのライブ配信や制作に非常に便利なツールとなった。このアップデートは同社のWebサイトでダウンロードできる。
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