Aurora Apertureはアメリカの会社で、高品質の光学フィルターの専門メーカー。同社はこのほどアダプターマウントフォーマット(AMF)フィルターをKickstarterに登録した。 UV / ND / GND / LPRフィルターが用意されており、それらはレンズマウントアダプターを使用できるミラーレスカメラでのみ使用できる。
カメラとレンズの間に挿入するフィルター
昨年、Aurora ApertureはKickstarterで映像クリエーター向けに2つの製品を発売した。 1つはPowerGXNDで、これは可変目盛付きNDフィルタ。 もう一つは、2種類の可変NDフィルター、PowerXND Mark IIのセットだ。
今回発表されたものは、レンズの前面に装着するタイプではなく、アダプターでレンズとカメラ本体の間に装着するフィルターものだ。
これらのAMFドロップインフィルターはミラーレスカメラにのみ対応する。 キヤノンEF-EOS R、ニコンFTZ、ソニー E、シグマMC-11、同Lマウント用のシグマMC-21に対応する。このシステムは、今年初めに紹介したSTC In-Bodyクリップフィルターを連想させる。
このシステムの利点は、フィルター径の異なるレンズごとにフィルターを用意しなくても良い点で、各マウントに1セット用意すればよい。また、AMFドロップインフィルターはレンズの後部に装着するため、小型、軽量、そして安価なのも大きな特長だ。
Aurora Apertureは、「サポートされているミラーレスマウントアダプターにマウントできるレンズならどれにでも対応できる」と述べている。超広角や魚眼レンズにはフィルターネジが切ってない場合が多く、レンズフロントにフィルターが取り付けられない場合があるが、AMFドロップインフィルターはこのようなレンズにも対応できる。
AMFフィルターの種類
現在、4種類のフィルターが用意されている。
- PowerUV™: UVフィルター。
- PowerND™: NDフィルター。 ND4(2stop)~ND65000(16stop)
- PowerGND™:ソフト目盛り付き中性濃度(GND)フィルター。 ND3(1.5stop)、ND6(2.5stop)、ND12(3.5stop)。
- PowerDusk™:人工的な光害を低減する。天体写真や街並みの写真撮影に便利。
フィルターフレームはアルミニウム製で、レンズには光の反射を減らすためのナノコーティングが施されている。また特殊なPFPEナノコーティングにより水、油、埃、および汚れを付きにくくしている。
価格と発売時期
キックスターターのプロジェクトは8月18日までで、各フィルターの価格は44ドル。10月に出荷を予定している。
なお、Kickstarterはクラウドファンディングで、確実に製品が手に入る保証はない。一定のリスクがることを理解しておいていただきたい。