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ジンバル対決 – DJI Ronin-M vs CAME-TV CAME-Single

ジンバル対決 - DJI Ronin-M vs CAME-TV CAME-Single

DJIのRonin-M と  CAME-TV CAME-Single の比較ビデオを voodage.de がリリースしたので紹介しよう。実際の撮影を通し、色々なケースで比較している。どちらも良い結果を残しているが、それぞれ優位点、苦手な点があり、各ケースによって差が出る。

以下の項目について比較テストを行っている。なおビデオは voodage.de のKumaran Herold と Michael Kiessling がプロデュース、モデルはRuben Schubert である。なお、カメラはどちらも同じパナソニックのGH4とレンズは12-35mmを使っている。

1.組立

使えるようにするまでどれほどの時間が必要かの比較。 DJI Ronin-Mはバランスをマニュアルで調整したうえ、キャリブレーションをDJIのアプリで撮らなければならない。これには多少時間を要する。

一方  CAME-TV CAME-Singleはバランスを取るだけで完了。メーカーによれば、プリセットを使えば、それも必要なく、すぐに撮影に入れる。

2.パラレルトラッキング

それほど大きな違いは無し。

3.180°パンニング

この場合の問題点は、パンした後行き過ぎないようにうまく止めるため、かうんたーを調整しておく必要があること。

Ronin-Mはパンニングスピードと反応速度をアプリでセットできる。これにより、被写体を常にフレーム内に追い続けることができる。

これに対し、CAME-Singleはプリセットのパンニングタイムしかないため、追い続けるのが難しい。システムは自分でいきなり補正しようとするので、しばしば被写体がフレームから外れてしまう。この対策はCAME-TVのWebサイトにあるが、ファームウエアを書き換えることでできる。

4.コーヒーブレーク

Ronin-Mは両手で操作するため、コーヒーカップを持つためには持ち替えなければならないが、CAME-Singleは片手で操作するため、そのままコーヒーカップを持つことができる。

5.狭い場所での撮影

狭いところや後ろ向きに撮影しなければならないような状況下での比較。

Ronin-Mは両手で操作しなければならないが、多少コツをつかめば安定した撮影ができる。CAME-Singleは小型なだけに優位性があり、両手でホールドすると安定したショットが撮れる。画面が多少安定していないのは正しく調整できていなかったため。

ご意見があれば、使用状況や使用した経験も含めてお知らせいただきたい。

6.休憩時

Ronin-Mは直接置けないが、CAME-Singleはスタンドが付いているので、直接置くことができる。

7.360°ショット

これはある程度技術を要するショットだが、どちらも特に問題は無く、フレームに被写体を入れ続けることができた。

8.あらかじめ動きが決まっているショット

今回はモデルが追い抜いた後、モデルと並走するショットにした。このため、車椅子を使用することにした。

車いすを押すサポーターがスピードをコントロールするので、カメラマンは撮影に集中できる。

CAME-Singleでは車椅子無しではかなり難しい買ったと思われる。

まとめ

それぞれ一長一短があるが、結局、どのようなショットを撮るのかによる。もし大きさや重さが問題ないなら、Ronin-Mは様々な設定がアプリでできるので優位性がある。設定を正しくすれば、常に安定したショットが可能。

一方CAME-Singleは小型軽量で、ワンマンオペレーションができる。山での撮影などでは威力を発揮するだろう。

我々のプロジェクトではRonin-Mを選択することにした。

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