Benroは、従来のレンズアダプターとデュアルドロップインフィルターホルダーの2つの製品を一体化した最新のアクセサリー「Benro Aureole」を発表した。
ミラーレスカメラでは、デジタル一眼レフカメラでは存在したミラーボックスを使用するためのレンズとセンサー間の距離が極めて狭い。
そのため、古いレンズを使うためにはアダプターが必要になるが、アダプターはフランジ距離を長くしなければならないので、フィルターなどを入れるスペースが生まれる。
Benro Aureoleマウントアダプター
新しいBenro Aureoleアダプター/フィルターホルダーには、EOS R5などのRFマウントカメラにキヤノンEFレンズを適応させるもの(RC1)と、α7S IIIなどのソニーEマウントカメラにキヤノンEFレンズを使用できるもの(RE1)の2種類が用意されている。
フルサイズセンサーを搭載したカメラで、フルサイズEFレンズを使用するには、フルサイズセンサーを搭載したカメラが必要であることに留意していただきたい。Benro Aureoleアダプターは、光学エレメントを提供しない単なる機械的なアダプターで、2つのドロップインフィルタースロットを持つ。
このアダプターのメリットは、ドロップインフィルターを2枚まで装着できることだ。角型、丸型どちらのフィルターにも対応しており、グラデーションNDフィルターの強弱やサーキュラー偏光フィルターの調整など、小さなサムホイールで調整することができる。残念ながら、今のところ専用のバリアブルNDフィルターについての言及はない(これを購入する主な理由の1つだと思うが)。
その他の仕様
また、本体自体の情報ももう少し欲しいところだ。少なくとも一部は金属でできているように見えるが、確かな情報はない。重量は約130gで、サイズは両タイプとも88×72×39mm。
両方のフィルタースロットを使用しない場合、Benroは一時的に使用しない側のマウントを保護するためのカバーを同梱するようだ。埃の侵入を防ぎ、迷光も遮る。アダプター全体がどの程度保護されているかは未知数だ。
Benro Aureoleは、セットアップ全体をアルカスイス雲台または標準的な1/4″ネジのいずれかで三脚に取り付けることができるユニバーサルベースを備えており、安定性を高めている。
価格
新しいBenro Aureoleマウントアダプターはまだ発売されていないが、Benroのウェブサイトで登録すると、通常価格249ドルのところ、180ドルの特別紹介価格で購入することができる。具体的にいつ発売されるのか、交換フィルターなど個々の部品の価格はどうなるのか、残念ながらまだ不明だ。
Link: Benro