Benroは新しいトラベル三脚MeFOTO RoadTrip PROを発表した。Benro MeFOTO RoadTrip PROは、一脚、ブームポール、自撮り棒、ハイハット、さらには卓上三脚を内蔵した、6つの機能を備えた小型三脚だ。MeFOTO RoadTrip PROは、アルミニウム製とカーボンファイバー製の2種類があり、折りたたむと長さが39cmと非常にコンパクトになる。しかし、最大高さは152.5cm、最大耐荷重は8.0kgとなる。
携帯性が重要な場合はトラベル三脚が適している。ただし、コンパクトで軽量な三脚かモノポッドかは迷うところかもしれない。
Peak Designのトラベル三脚、マンフロットのBefree 3-Way Live Advanced、すでにレビューしたiFootageのGazelle Uprise TC6など、各社から数多くの製品が発売されている。Benroは昨年、すでにMeFOTO RoadTripを発売しているが、今回はより汎用性の高いPROバージョンをリリースした。
大きさと耐荷重
Benro MeFOTO RoadTrip PROは、折りたたんだ時の高さがわずか39cmと、現在販売されているトラベル三脚の中で最もコンパクトな製品の1つだ。
ベンチマークとも言えるPeak Design Travel Tripodの高さは39.4cmだ。さらに、長さと幅で見ると、MeFOTO RoadTrip PROは両軸で8.0cmとなっている。
このように、このBenroのトラベル三脚は携帯性に優れている。しかし、それなりの高さがあり、脚とセンターポールを伸ばせば158.0cmにもなり、ピークデザインの製品よりも6cm高くなる。
MeFOTO RoadTrip PROは、静止画や動画を問わず、最大8.0kgまでのカメラに対応することができる。
脚、センターポール、ヘッド
Benro MeFOTO RoadTrip PROの5段の脚のロックには、ツイストロック機構が採用されている。フリップロックの方が映像クリエーターには安心感があるが、ツイストロック式のものは通常、はるかに素早く操作できる。また、各脚の角度を独立して3段階で調整できるのでより柔軟性を高めることができる。
脚にはゴム製の足が付いていまるが、ネジを外して付属の石突と交換することができる。脚の中には、3/8″-16から1/4″-20のアダプタースタッドと、付属のストレートドライバーが入っている。
先に述べたように、このトラベル三脚は2段式のセンターポールを採用しており、ローアングル撮影のために着脱できる。センターポールの上には、ボールヘッドが付属しているが、フラットベースの三脚ヘッドに交換することも可能で、アルカスイスとの互換性がある。
三脚に付属しているアルカスタイルのクイックリリースプレートは、90°に取り付ければスマートフォンマウントができる。バネ式のクリップでスマートフォンを固定し、アクセサリーを取り付けるためのコールドシューまで付いている。
1台で6役のトラベル三脚
Benro MeFOTO RoadTrip PROには、たくさんの仕掛けが施されている。まず、トラベル三脚だが、センターポールとパッド付きの脚を取り外せば一脚になる。
次に、脚チューブとスマホホルダーのQRプレートを取り外せば、両方を組み合わせて自撮り棒になる。
最後に、センターポールの内側には、小型の脚セットが内蔵されている。この脚をセンターポール、脚、雲台と組み合わせて使うことで、卓上三脚やハイハットなど、複数の構成を作ることができる。
3色から選択可能
MeFOTO RoadTrip PROは、ブラック、パシフィックブルー、シルバーの3色が選択でき、アルミニウムバージョンとカーボンファイバーバージョンがある。どちらのバージョンも同じ耐荷重だが、アルミニウムバージョンの自重は1.64kgと、カーボンファイバーバージョンの1.37kgよりも重い。
価格と発売時期
Benro MeFOTO RoadTrip PROのすべてのバージョンとカラーは現在入手可能。アルミニウムバージョンは249.95ドル、カーボンファイバーバージョンは299.95ドル。三脚には、ボールヘッドとショルダーストラップ付きのキャリングケースが付属している。参考までに、Peak Designのトラベル三脚は、アルミ製で349.95ドルからとなっており、バッグも三脚座も付いていない。
詳細については、同社のウェブサイトをご覧いただきたい。