benro gearは、Benro Xシリーズジンバルを発表した。5種類が用意されており、 3XS Lite($ 99)と 3XS($ 119)はスマートフォン用、 3XM($ 399)および 3XD($ 499)はDSLR/ミラーレスシングルハンドジンバル、 3XD Pro($ 699)はデュアルハンドルだ。
Benroは中国のメーカーで、この一連の製品群により、ジンバルの市場全体をカバーする。ジンバルは現在、DJI、Zhiyun、TILTAなどのブランドが有名だ。このようなマーケットにどのように食い込んでいくのかが注目される。
今回の記事はニュース投稿を参照しており、製品の品質や機能について実際に確認したわけではない。しかし、発表された情報から、これらのジンバルの特徴が伺える。
まず、耐荷重に関しては、3つの異なるカテゴリーが存在する。
- スマートフォンジンバル 3XS Liteおよび 3XSは、通常のiPhoneやAndroidスマートフォンに対応する。
- 3XMジンバルは最大約1.77 kgの耐荷重。
- 3XDおよび 3XD Proは、最大約3.76 kgの耐荷重。
参考までに、DJI Ronin Sの耐荷重は約3.6 kg、DJI Ronin SCは約2 kgだ。
スマートフォンジンバル: 3XS Lite(99ドル)と 3XS(119ドル)
3XSと 3XS Liteは非常に似ている。主な機能は次のとおり。
- 折り畳み可能(持ち運び、収納、持ち運びが簡単)
- 自動回転(ワンクリック)
- さまざまな撮影モード
- マイクジャックコネクター(内蔵)
- バッテリー連続使用時間:24時間
- 3軸ジンバル
- カスタムキー
- Benroコンパニオンアプリケーション
- ユニバーサルアダプター
- 収納用ポーチが付属
- 底面に¼インチネジ穴を用意
以下は2つの製品の違い。
- Benro 3XSは、有線充電に加えてワイヤレス充電が可能
- Benro 3XS Liteには収納袋とミニ三脚のみ付属。 3XSにはオーディオケーブル、iPhone充電ケーブル(ライトニング)、Android充電ケーブル(マイクロUSB)が付属する。
搭載できるのはスマートフォンで、耐荷重は明記されていないが、どちらも同じと思われる。
DSLR/ミラーレスジンバル:Benro 3XM(399ドル)および 3XD(499ドル)
製品の仕様だけを見ると、これらのジンバルは非常によく似ている。
3XMおよび 3XDの仕様:
- 自動回転
- 45度オフセット( 3XDのみ)
- さまざまな撮影モード
- バッテリー持続時間は12時間
- 耐荷重: 3XMは最大約1.77 kg、 3XDは最大約3.76 kg
- 折り畳み可能
- 3軸ジンバル
- カスタムキー
- ユニバーサルアダプター
- Benroアプリ
- キャリングケース
- オーディオケーブル
- 2つのキャリーポジション
- 方向制御
- ¼インチネジ穴( 3XM)および3/8インチネジ穴( 3XD)
これら2製品の違いは、各製品に付属するアクセサリーパッケージにある。
安価な 3XMジンバルには、2つのバッテリー、ソニーカメラ用ケーブル、パナソニックカメラ用ケーブル、充電器、USBケーブル、レンズサポートアダプターが同梱されている。
3XDではさらに100ドル追加すると、これらのアクセサリーに加えて、キャリングケース、キヤノンカメラケーブル、小型の三脚スタンドが提供される。三脚スタンドは 3XDにのみ対応する。
ウェブサイトの写真では、 3XMにも三脚スタンドがあるが、リストには三脚スタンドは記載されていない。 3XMの画像では、三脚スタンドを収納するスペースは無いようだ。
また、 3XDには 3XMとは異なるキャリングケースが付属しているように見える。
デュアルハンドルDSLRジンバル: 3XD Pro(699ドル)
3XD Proは、このラインアップでは最高級のジンバルだ。
機能は上記の 3XDおよび 3XMとほぼ同じだ。
- 自動回転
- さまざまな撮影モード
- 45度のオフセット
- 最大約3.76 kg( 3XDのみ)の耐荷重
- 3軸ジンバル
- カスタムキー
- ユニバーサルアダプター
- Benroアプリ
- キャリングケース( 3XDのケースのように見えるが、デュアルハンドルも収納できる)
更なる特徴
- 内部オーディオケーブル
- 13時間のバッテリー連続持続時間
- デュアルハンドル/調整可能なスイベルハンドル三脚
- 3つのバッテリー
- Mini、Micro、およびFull HDMI対応の3x Mini HDMIケーブル
アプリの機能には、モーションラプス、パノラマ機能、カメラのリモートなどが含まれる。(対応カメラ)
まとめ
BenroのWebサイトには、この記事の執筆時点で明らかな間違いがいくつか含まれており、機能やその違いが明確でないところがあった。他のニュースサイトではそのまま転記されているところもある。この記事ではできるだけ誤情報を避けるよう気を付けたつもりだ。しかしそれでも誤情報を見つけた場合はお知らせいただきたい。