BillyとBilly Proは、Kickstarterで紹介されている新しい「フォローミー」ロボットドリー。この2つの製品の違いは、使用するカメラと利用できるリーチだ。Billyは手持ちのスマートフォンを使用し、Billy Proは手動で調整可能なヒンジ付きスタンドで一眼レフカメラやミラーレスカメラを使用できる。
Billyは遅延なしで被写体追いかけることができ、スマートなアイデアだ。メーカーはAIを採用していることを強調しているが、そのAIがどこで機能しているのかは説明していない。おそらく、物体追跡アルゴリズムの一部だと思われる。なお、平らな面にしか対応していない。
アプリベースの動き
Billyの技術的な詳細はあまり明らかにされていないが、主な制御は、バックグラウンドで動作するiOSとAndroidのアプリを介して行われ、録画やストリーミングのアプリケーションからキャプチャした画像をもとに、顔のトラッキングのための画像処理を行う。Billyを開発したSEE.incは、YouTubeやTikTokなどの主要なプラットフォームへの同時配信を謳っている。これは、スマートフォンからのストリーミングが非常に簡単な方法になったことを意味している。
モバイルアプリを使って、一連の動きをプログラムしたり、仮想ジョイスティックでロボットを操作したりできる。一眼レフカメラを操作するには、SEE.incのアダプターを装着したスマートフォンをカメラのホットシューに設置すると、スマートフォンのカメラが物体のトラッキングを行う。今後のアップデートでは、特定のカメラとの直接通信を追加する予定。ソニーのAPIは同社にとって優先事項のようだ。
カメラ以外での手ぶれ補正は不可能
Billyには手ぶれ補正機能がないようなので、レンズやカメラボディに搭載されているOIS機能に頼ることになる。本体にはBluetooth、WiFi、充電池、そして「Cliff detection」と呼ばれる機能が搭載されている。これによりテーブルから落ちない。
SEE.incによると12月に本体の出荷が予定されている。この記事を書いている時点で、目標金額を285%も上回っているが、最初に要求していた金額は約1万2,000ドルと多くはない。
Billy The RobotのKickstarterキャンペーンはこちら。ここには、投資できるすべてのレベルと、Billy basic robotとリングライトがセットになったパッケージが掲載されている。現時点では、Billy basicが659ユーロ、Billyプロが1269ユーロと、どちらのBillyも50%オフの価格で購入できる。
注意事項
クラウドファンディング関連の記事の最後にお伝えしているが、クラウドファンディング・プラットフォームでプロジェクトを支援する際には、リスクを認識していただきたい。クラウドファンディング・プラットフォームの規約をよく読み、商品の送付が大幅に遅れる可能性や商品化が中止になる可能性があることを念頭に置いていただきたい。