Android用Blackmagicカメラアプリv1.1がリリースされ、HDMIモニタリング、プルフォーカスコントロール、レコーディングとモニタリングのための3D LUT、レコーディング中のスクリーンディミングなどがサポートされた。また、OnePlus 11および12、Xiaomi 13および14、Google Pixel 6および7、Samsung Galaxy S21およびS22など、より多くの機種を正式にサポートしている。アプリは 現在、Google Playストアで 無料で入手できる。
昨年9月、発表されたばかりのiPhone 15と15 Proスマートフォンとともに、ブラックマジックデザインはiOS用の新しい無料カメラアプリをリリースし、これらの機種(およびいくつかの古いiPhoneモデル)に新しいオプションを導入した。我々はIBC 2024の会場で最初の発表を取材した。
それ以来、ブラックマジックデザインはiOSカメラアプリを数回アップデートし、ついに2024年6月にAndroid版もリリースした(一部のスマートフォン機種のみ)。そして今回、Android版Blackmagicカメラアプリの新バージョンがリリースされた。
Android用Blackmagicカメラアプリv1.1
Android用Blackmagicカメラアプリの新バージョンでは、いくつかの便利な機能が追加された。まず、HDMIモニタリングのサポートが追加された。これにより、シーンの見晴らしが良くなり、フォーカス、露出、ショットの構図をチェックする際に役立つほか、複数のモニターで録画を見ることもできるので、撮影現場の全員が映像を見ることができる。
今回のアップデートでは、カメラにプルフォーカスコントロールも追加され、連続撮影中にレンズのフォーカスを変更できるようになった。これにより、前景または背景の3つのプリセットフォーカスポイント間で徐々にフォーカスを引くことができる。
また、Blackmagic Cloud Organizationsアカウントに直接メディアを同期する機能がサポートされ、個人アカウントまたは会社の組織アカウントのどちらかにメディアを同期するかを選択できる。
さらに、録画中に画面を暗くしたり、録画画像にノイズリダクションやシャープネスを適用したり、録画中やモニタリング中に3D LUTSを使用したりできるようになった。
Blackmagic Camera for Android 1.1の新機能は以下の通り:
- HDMIモニタリング
- 録画とモニタリング用の3D LUT
- プルフォーカストランジションコントロール
- Blackmagic Cloud組織。
- Blackmagic Cloud内のログインアカウント
- 録画中に画面を暗くする機能
- オプションの画像ノイズリダクション
- 画像のシャープニング(オプション
- オーディオレベルのポップアップ
- 日本語翻訳。
- 録画中にプロキシを生成しない機能
- 外部ストレージを含む任意の場所にクリップを保存。
- 一般的なパフォーマンスと改善
より多くのスマートフォンに対応
Blackmagic Designは今回のアップデートで、追加機種への公式サポートを追加した。当初、このアプリは最新のサムスン・ギャラクシー・スマホ(S24とS23)およびグーグル・ピクセル8でのみ公式に利用可能だった。新しいバージョン1.1では、より多くの携帯電話メーカーと、いくつかの旧世代の携帯電話に対応した:
- サムスン・ギャラクシー:S21、S22、S23、S24 – 全モデル
- グーグルピクセル 6、7、8 – すべてのモデル
- OnePlus:11、12 – 全モデル
- シャオミ:13、14 – 全モデル
Blackmagicカメラアプリの全仕様は公式製品ページで確認できる。
Androidで真のログを取得する
サムスンのGalaxy S23でBlackmagicカメラアプリを数週間使ってみたが、役に立つものがいくつかあることを認めざるを得ない。特にBlackmagicのカメラを使っている人にとっては、インターフェイスはほとんど同じで、カメラアプリを使うことに違和感はないだろう。サムスンのカメラアプリではアクセスできない新しいオプションがいくつか追加されている。例えば、25fpsなどの新しいフレームレートで録画できるようになった。全体として、スマートフォンでこのアプリを無料で使えるのは素晴らしいことだ。
しかし、欠けているのは、ブラックマジックのせいではないが、アップルがiPhone 15 Proに追加したような真のログサポートだ。残念ながら、Androidスマートフォンにはまだ搭載されていない。どのアンドロイドスマートフォンでも、動画撮影時に大量のノイズリダクションとシャープネス処理が施されるため、その影響を受けない画像を得ることができればいいのだが……。いつか実現するかもしれないが…。