ブラックマジックデザインは、BMPCC4KおよびBMPCC 6Kの新しいファームウェアアップデートBlackmagic Camera Setup 6.6をリリースした。この更新により、新しい録画モード、カメラホライズンツール、オートフォーカスパフォーマンスの改善、およびその他の多くの機能がサポートされる。
Camera Setup 6.6の概要
ブラックマジックデザインは、BMPCC4Kおよび6Kの新しいファームウェアアップデート、Camera Setup 6.6を発表した。このファームウェアの更新により、多くの機能が改善される。
- Blackmagic Pocket Battery Gripのサポートが追加された。バッテリーグリップはNAB 2019で発表されたもので、最大2個のソニーNP-Fスタイルバッテリーを内蔵できる。
- 言語のローカライズのサポートが追加された。
- カメラホライズンツールのサポートが追加された。この機能は、カメラが水平であることを確認するのに役立つ。
- ピンチのサポートにより、最大8倍にズームできる
- USB PTP制御のサポート。
- カスタマイズされたフレームガイドの比率を入力できるようになった。
- オートフォーカスのパフォーマンスが向上した。
BMPCC4Kでの機能追加
現在、BMPCC 4Kユーザーのみが、次の多くの新機能にアクセスできる。
- 新しいアナモルフィック録画モード:アナモフィック撮影で、Blackmagic RAW 2.8K 4:3 2880 x 2160で最大80 fpsの記録。
- 追加の記録モード:Blackmagic RAWで4K 2.4:1 4096 x 1712で最大75 fps記録。また、Blackmagic RAW 2.6K 2688 x 1512で最大120 fpsの記録。これは、Super16mmレンズに適している。
- 4K 4:3を記録するときに、2倍のデスクイーズプレビューをサポート。また、1.33xアナモフィックレンズを使用している場合は、1.33xのデスクイーズプレビューが可能。
- Blackmagic RAWクリップにメタデータとしてカスタム3D LUTを埋め込むことができるようになった。
- フレームを変更するときに、スライダーの上に一般的なオフスピードフレームレートオプションを追加。 ISO設定を変更する場合、スライダーの上に一般的なISOオプションを追加。
- 12V DCコネクタを介して電力を供給する場合、電圧レベルをモニターできるようになった。
今回の改善点の多くはアナモフィック撮影に関連したものだ。実際、BMPCC4Kは、6Kバージョンと比較して小さなセンサーを備えている。また、BMPCC4Kは、MFTレンズマウントにより、より多くのレンズで使用できるというバックグラウンドもある。
BMPCC6Kでの機能追加
最後に、Blackmagic Designは Avid Media ComposerおよびAdobe Premiere Pro用のBlackmagic RAWプラグインを改善した。これで、プラグインはより安定し、効率的になった。更にCUDAのパフォーマンスと安定性も改善されている。
価格と発売時期
Blackmagic Camera Setup 6.6は無料のファームウェアアップデート。現在入手可能で、ブラックマジックデザインのウェブサイトからダウンロードできる。
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