ブラックマジックデザインがアルティマットを買収-DaVinciとVideo Assistのアップデートも発表
IBCでブラックマジックデザインが新製品を発表したが、もう一つのニュースは同社がフェアライト(Fairlight)とアルティマット(Ultimatte)の2社を買収したことだ。また、Video Assist 4K、DaVinci Resolveのアップデートと、URSAカメラの出荷についても語っている。
ブラックマジックデザインが2社を買収
FairlightとUltimatteの2社が新たにブラックマジックファミリーに加わることになった。Fairlightは有名なオーディオ製品の会社で、放送局をはじめ、ポストプロダクションなどでも使用されている。ブラックマジックデザインのGrant Petty CEOが2社の買収について、こう語っている。
ハイエンドオーディオテクノロジーを当社のビデオ製品に搭載するのが、大きな目的です。Fairlightチームと手を組んで、ユーザーにさらに良い商品を音で毛できるでしょう。
もう一つの会社はビデオユーザーにもお馴染みの、クロマキーで有名なUltimatteである。ブラックマジックデザインのStuart Ashton EMEAディレクターは、次のように語っている。
辞書でクロマキーを引くと、必ずUltimatteの名前が載っている。
今後DaVinci Resolveのような製品に搭載されていくだろう。
DaVinci Resolve とVideo Assistのアップデート
DaVinci Resolveの主な次期アップデートは、“Fusion Connect”と言う機能。DaVinciとFusionの橋渡しをする。それぞれで作業したクリップを、ファイルに書き出したりといった手間なしに、シームレスにやり取りできる機能だ。
モニターレコーダーのVideo Assistもソフトウエアのアップデートが発表された。フェルスカラーや拡大フォーカス機能が追加されている他、ステディーカムなどと一緒に使用する場合、不要な画面回転を無効にする機能などが追加されている。
更に、DNxHDコーデックをプロキシからHQXまでに対応した。これにより、アビッドとの親和性が向上している。
Video Assistのバージョン2.2は無償でダウンロード可能で、来週から配信される予定。ダウンロードはブラックマジックデザインのWebサイトから可能。
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