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Blackmagic DesignがATEM SDI を発表 – ポータブルなライブプロダクションスイッチャー

Blackmagic DesignがATEM SDI を発表 - ポータブルなライブプロダクションスイッチャー

Blackmagic Designは、3G-SDIライブビデオスイッチャーの新シリーズ、ATEM SDIシリーズを発表した。最大8系統の3G-SDI入力、4系統の独立したSDI出力、イーサネット経由のライブストリーミング、USBフラッシュディスクへの録画に対応した3機種をラインナップしている。

数ヶ月前、Blackmagic Designは、最大40の3G-SDI入力をサポートするATEM Constellation HDライブスイッチャーの新製品をいくつか発表した。これらの製品は、ハイエンドのライブビデオ制作を目的としており、その接続数を考えると、決してポータブルとは言えない。

そこで同社は、よりコンパクトで合理的なソリューションを提供するSDIライブスイッチャーの新ファミリーATEM SDIを発表した。これらのデバイスは、人気の高いHDMIベースのATEM Mini製品に似ているが、最大8つの3G-SDI入力を備えている。

Blackmagic Design ATEM SDI:3つの製品からなるファミリー

新しいATEM SDIファミリーは、ATEM SDI、ATEM SDI Pro ISO、ATEM SDI Extreme ISOの3つのモデルで構成されている。両者の最初の違いは、プロ用3G-SDIポートの数だ。Extremeモデルには8つのSDI入力と独立してカスタマイズ可能な4つのSDI出力が搭載されているが、標準モデルとProモデルではこれらの数は半減している。

Blackmagic Design ATEM SDI. Source: Blackmagic Design

すべての入力が720p、1080p、1080iの各フォーマットに対応している。さらに、入力ソースをスイッチャーの映像規格に合わせて自動的に変換・再同期する規格コンバーターを全機種に搭載している。ただし、ATEM Constellationとは異なり、今回のATEM SDI製品は主にオンラインストリーミング用に設計されている。そのため、SDI出力ポートはインターレース信号には対応していない。

Blackmagic Design ATEM SDI Pro ISO. Source: Blackmagic Design

ATEM SDIスイッチャーのI/Oインターフェースは、かなり充実している。各ユニットのリアパネルには、2つの3.5mmジャック入力、電源ソケット、USB-Cウェブカメラ出力、リモートコントロール用のイーサネット接続が確認できる。さらに、Extremeモデルには、オーディオモニタリング用の3.5mmヘッドホンジャックと、USB-Cポートが追加されている。

Blackmagic Design ATEM SDI Extreme ISO. Source: Blackmagic Design

全モデルとも、トランジションやエフェクト用のDVE、アドバンストクロマキーヤー、Fairlightオーディオツール一式(6バンドパラメトリックEQ、コンプレッサー、リミッターなど)を内蔵している。さらに、これらにはすべて付属のATEMソフトウェアコントロールが搭載されており、デバイスのシンプルな物理ボタンレイアウトと比較して、よりきめ細かなコントロールが可能になっている。

ATEM SDI Pro ISOとExtreme ISO

ProとExtremeモデルの大きな利点は、ストリーミングとレコーディング機能を内蔵していること。イーサネットインターフェースは、YouTubeやFacebookなど、人気のあるプラットフォームへの放送品質のライブストリーミングをサポートしている。さらに、USB-CポートにiPhoneやAndroidスマートフォンを接続することで、現場での作業時にモバイルデータを活用することができる。この機能は、メインのイーサネット接続に障害が発生した場合のバックアップとしても利用できる。

ATEM SDI Pro ISOとExtreme ISOは、すべてのビデオ入力とプログラムフィードを同時にUSBフラッシュディスクに記録することも可能だ。また、USBハブを使用して複数のディスクを接続し、録画時間を延長することも可能。

Blackmagic Design ATEM SDI Extreme ISO. Source: Blackmagic Design

すべてのビデオとオーディオのソースは、高品質のH.264とAACコーデックを使用して独立して記録される。これにより、ユーザーは後からライブ番組の再編集やリミックスを行うことができる。このプロセスを容易にするため、ライブスイッチャーのアクションは、番組の編集可能なタイムラインを含むDaVinci Resolveのプロジェクトファイルに自動的に変換される。

ミッドレンジモデル、ハイエンドモデルともにプロフェッショナルなマルチビュー出力(ATEM SDI Extreme ISOでは最大16ビュー)をサポートする。また、シリーズのフラッグシップモデルは、2つの独立したDVEとSuper-source(4つのDVEを追加したマルチレイヤープロセッサー)をサポートしている。

価格と発売時期

Blackmagic Designの新しいATEM SDI、ATEM SDI Pro ISO、ATEM SDI Extreme ISOは、現在予約受付中。価格は以下の通り。

  • ATEM SDI:52,980円
  • ATEM SDI Pro ISO:121,800円
  • ATEM SDI Extreme ISO:228,800円

Mac OSとWindowsの両マシンに対応したATEM Software Controlが無償で付属している。

詳しくは、Blackmagic Designのウェブサイトをご覧いただきたい。

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