ブラックマジックデザインは、ATEMスイッチャーのファームウエアアップデート8.2.3を発表した。この更新により、ATEM Miniのアナログ入力のオーディオ遅延が調整可能になり、AVE MiniおよびATEM Mini ProでDVE(デジタルビデオエフェクト)のサイズを100%以上拡大できるようになった。さらに、Video Assist 12G 5インチモニター/レコーダーに関する小規模なアップデート3.1.2を発表した。
ブラックマジックデザインのATEMスイッチャーは、手頃な価格の小型スイッチャーとして非常に人気がある。さらに、今回のロックダウンによるライブストリーミングの大幅な増加も原因している。 2020年4月に、同社は新しいATEM Mini Pro Switcherを発表した。
標準のATEM Miniと比較すると、Proバージョンはイーサネット経由の新しいハードウェアストリーミングエンジンが追加され、USBフラッシュディスクに記録でき、すべてのカメラなどをモニターするための新しいマルチビューを備えている。
ATEMスイッチャー8.2.3アップデート
新しいアップデート8.2.3では、ATEMスイッチャーに以下の機能が追加される。
- ATEM Miniのアナログ入力に調整可能なオーディオ遅延を追加。最大8フレームのオーディオ遅延を選択できる。
- AVE MiniおよびATEM Mini ProでDVE(デジタルビデオ効果)のサイズが100%を超えて拡大できるようになった。
- 一般的なパフォーマンスと安定性の向上。
また、ATEMスイッチャー8.2.3用のDeveloper SDKもリリースされた。これにより、ATEMプロダクションスイッチャーのハードウェア制御およびソフトウェアインターフェイスを更新できる。
Video Assist 3.1.2アップデート
また、Video Assist 5インチ12Gモニター/レコーダーが3.1.2にアップデートされた。Video Assist 12Gの詳細については、IBC 2019の記事をご覧いただきたい。
すべてのアップデートファームウエアは無料で同社のWebページからダウンロードできる。
関連商品
フジヤエービックのショップサイト
Blackmagic Design ATEM Mini Pro
Blackmagic Design Video Assist 12G HDR 5インチ
※2019年9月発売予定
94,179 円(税込)
Blackmagic Design Video Assist 12G HDR 7インチ
※2019年9月発売予定
119,217 円(税込)