ブラックマジックデザインがVideo Assist 3GとUltraStudio 3Gを発表

2020.7.19

ブラックマジックデザインがVideo Assist 3GとUltraStudio 3Gを発表

by Jakub Han2020.7.19

ブラックマジックデザインは新しいVideo Assist 3Gモデルを発表した。これは、12Gモデルの下位モデルに当たる。 5インチと7インチのタッチスクリーンLCDを備えた2つのバージョンがあり、HDMIまたは3G-SDIで、ProResまたはAvid DNxで、最大1080/60pでSDカードに記録できる。またUltraStudio 3GモニターとUltraStudio 3Gレコーダーも発表された。どちらも3G-SDIおよびHDMI接続に加え、Thunderbolt 3を持つ。

New Blackmagic Video Assist 3G and UltraStudio 3G announced. Source: Blackmagic Design

Video Assist 3G

5インチと7インチの2つのサイズが用意されている。Video Assist 12Gモデルより手頃な価格で、下位モデルに位置付けられる。

どちらのモデルも、HDMIまたは3G SDIで最大1080/60pを記録できる。記録されたビデオは手頃な価格のSDカードに保存される。7インチモデルには2つのSDカードスロットが搭載されており、記録中にカードを交換して無限に記録できる。また10ビットのApple ProResおよびAvid DNxでの記録をサポートしている。なおBRAW記録はできない。

タッチスクリーンLCDは、現在のファイル名、フォーカスピーキング、ゼブラ、フォールスカラー、フレームガイド、3D LUTなどをオーバーレイできる。 3D LUTをサポートしており、目的のカラーとルックでモニターできる。必要に応じて、LUTを「ベイクイン」することもできる。画面には、再生、停止、記録ボタンと、記録された映像をスクロールするためのミニタイムラインがある。

New Blackmagic Video Assist 3G announced. Source: Blackmagic Design

SDIおよびHDMI接続はマルチレートであるため、すべてのモデルがSDおよびHDテレビ規格に対応する。NTSCおよびPALも含まれる。 720p HD標準には、720p50と59.94pが含まれる。 1080i HDインターレース形式には、1080/50iおよび59.94が含まれる。 1080p HDフォーマットには、1080/23.98p、24、25、29.97、30、50、59.94、60pが含まれる。さらに、1080 PsF形式にも対応する。

SDIの場合、2、4、8、または16チャンネルのオーディオを録音できる。7インチモデルには、ファンタム電源を備えた2系統のXLRアナログオーディオ入力と、サンプルあたり16および24ビットで192 kHzの高解像度オーディオサンプルレートが用意されている。音声メーターは、VUまたはPPMを選択できる。

どちらのモデルにも、リアタリーライト、クリップ再生用のフロントパネルスピーカー、およびヘッドフォンジャックが含まれている。 Video AssistはソニーLシリーズバッテリースロットを2つ持ち、記録を中断することなくバッテリーを交換できる。Video Assistには、12V DC電源接続も含まれている。

UltraStudio Monitor 3GとUltraStudio Recorder 3G

どちらも、3G-SDIおよびHDMIとThunderbolt 3を持つ、小型のキャプチャおよび再生ユニット。 UltraStudio Monitor 3GとUltraStudio Recorder 3Gは、Thunderbolt接続を搭載しているため、パソコンのバッテリーから給電できる。

UltraStudio Monitor 3GはSDIまたはHDMIビデオの再生用で、UltraStudio Recorder 3GはSDIおよびHDMIでビデオ記録に対応する。別々の製品としたことにより、両方の機能を必要としないユーザーに低コストで提供できる。たとえば、NLEソフトウェアのモニターをする場合は、UltraStudio Monitor 3Gが適している。