ブラックマジックデザインは、規格に適合したビデオ出力ができるハードウェアに対し、ドライバーのアップデートバージョンをリリースした。 Desktop Video12.0は無料でダウンロードできる。
パソコンから規格に適合したビデオ信号を出力できるようにするには、正しい10ビットRec.709ビデオ信号を出力できる外部ハードウェアが必要になる。ブラックマジックデザインはそのようなハードウエアを発売しているが、Ultrastudioはその一つだ。
最新のDesktop Video 12.0は、最新のM1搭載Macに対応し、さまざまなハードウェアデバイスやアプリケーションに接続できるようにする。
Desktop Video 12.0の概要
Desktop Video 12.0は、Windows、Linux、MacプラットフォームでDeckLink、UltraStudio、Intensityに対応する。ただし、MacOS 11.0 BigSurにはいくつかの制限がある。次のリストは、M1 Macに対応するモデルと、現時点ではIntel搭載Macでのみ動作するモデルのリスト。
M1およびIntelMacに対応:
- DeckLink Duo 2 / Quad 2 / Quad HDMI Recorder
- Decklink 8K Pro / 4K Pro / 4K Extreme / 4K Extreme 12G
- DeckLink Micro Recorder / SDI Micro
- DeckLink Mini Monitor 4K / Mini Recorder / Mini Recorder 4K
- DeckLink SDI 4K / Studio 4K
- UltraStudio Recorder 3G / Monitor 3G
- UltraStudio HD Mini / 4K / 4K Extreme / 4K Mini/ 4K Extreme 3
- Intensity Pro 4K
Intel Macのみに対応:
- DeckLink Mini Monitor / HD Extreme 3 / HD Extreme 3D / SDI / Duo / Quad / Studio
- UltraStudio Express / Mini Monitor / Mini Recorder
- Intensity Pro / Shuttle Thunderbolt
ソフトウェアの互換性
新しいM1Macへの対応は多少遅れている。 IntelベースのMacに対応するモデルの方が、M1Macのものより多い。したがって、アップグレードする前に、対応しているか確認する必要がある。
M1 Macに対応 :
- DaVinci Resolve 17.1 beta
- Fusion 17.1 beta
- Apple Final Cut Pro X
- Adobe Premiere Pro 2020 beta
- Photoshop 2020 beta
Intel Macに対応 :
- DaVinci Resolve 16 and 17 beta
- Fusion Studio 16 and 17 beta
- Apple Final Cut Pro X
- Adobe Premiere Pro CC 2019 and 2020
- Adobe After Effects CC 2019 and 2020
- Adobe Photoshop CC 2019 and 2020
- Adobe Character Animator CC 2019 and 2020
- Autodesk Flame 2021
- Avid Media Composer 2020
- Avid Pro Tools 2020
- The Foundry Nuke
M1 Macでサポートされるソフトウェアのリストが早く充実されるを期待したい。
このアップデートの詳細(たとえば、Windows / Linuxユーザー向け)については、同社のサイトを参照いただきたい。