ソニーFX6とFX9によるBlackmagic RAW記録がまもなく登場
IBC 2024でBlackmagic DesignのCraig Heffernan氏に、のブースで、同社が発表した、ソニーFX6とFX9でBlackmagic RAWを記録できる可能性についてインタビューを行った。このニュースは、Blackmagic Video Assistレコーダーを使用して、他のカメラからBlackmagic RAWを記録するという同社の取り組みを実践するものだ。間もなくFX6とFX9のユーザーは、この機能を使用できるようになる。
ブラックマジックデザインは現在、ソニー FX6およびFX9からBlackmagic RAWを録画できる技術開発に取り組んでいる。このコーデックが持つ柔軟性を活用し、他社のカメラでもBlackmagic Video Assistを用いてBlackmagic RAWを記録できる可能性をユーザーに提供している。
ソニーFX6とFX9用のBlackmagic RAW
このプロセスを可能にするため、Blackmagic Video Assistは、モデルに応じてHDMIまたはSDI経由でカメラから4K RAW出力を受信し、Blackmagic RAWにカプセル化する。この場合、FX6ユーザーはレコーダーに直接出力できるが、FX9ユーザーは外部Blackmagic RAW記録用にカメラとBlackmagic Video Assistの間にソニーXDCAM拡張ユニットが必要となる。
ヘファーマン氏の言葉を借りれば、Blackmagic RAWコーデックはセンサープロファイル化されているため、カメラセンサーの特性を考慮し、4K出力で最終的なRAWパッケージにカプセル化する。Blackmagic RAWを使用すると、ユーザーはコーデックから固定ビットレート、固定品質、記録比率などを選択できる。DaVinci Resolveを使用するポストプロダクションワークフローでソニーのカメラを使用しているユーザーにとって朗報だ。
ソニーがサポートブランドのリストに追加
Blackmagic RAWを記録できるブランドは増加している。Blackmagic Video Assistは現在、ライカ、パナソニック、富士フイルム、ニコン、キヤノン、シグマ、ソニー、Z CAMのカメラからのBlackmagic RAW記録をサポートしている。以下は、対応機種のリスト(ソニーもまもなく対応予定)。
- キヤノン: EOS C300 Mark II。
- 富士フイルム: GFX100、GFX100 II、 GFX100S、 GFX100S II、 ILM X-H2s、 X-H2、 X-T5、 X-T50、 X-S20。
- ライカ: SL2-S。
- ニコン: Z 6、 Z 7、 Z 6II、 Z 7II。
- パナソニック: AU-EVA1、 LUMIX BGH1、LUMIX BS1H、 LUMIX GH5S、 LUMIX GH6、 LUMIX GH7、 LUMIX G9II、 LUMIX S1、 LUMIX S1H、 LUMIX S5、 LUMIX S5II、 LUMIX S5IIX。
- シグマ: fp、 fp L。
- ソニー: FX6、 FX9。
- Z CAM: E2、 E2-M4、 E2-F6、 E2-S6。
価格と発売時期
同社は、Blackmagic Video Assistのユーザーに無料アップデートを提供し、年内にこの新機能をリリースする予定。詳細については、Blackmagic Video Assistのウェブサイトをご覧ください。