ブラックマジックデザインがDaVinci Resolve 16.1.2をリリースした。パフォーマンスを改善し、顧客のフィードバックに基づいていくつかの問題を解決している。たとえば、WindowsおよびLinux上の最新のRED SDKでCUDAベースのR3Dをサポートした。このアップデートは既存のユーザーは無料で、同社のWebサイトからダウンロードできる。
強力なカラーグレーディングツールとして登場したDaVinci Resolveは、非常に有能な編集ソフトウェアにもなった。プロジェクトにもよるが、多くの場合、エフェクト用のFusionページとサウンド用のFairlightページが加わったことにより、DaVinciだけでポストプロダクションプロセス全体をサポートできる。 そのDaVinci Resolve に16.1.2の新しいバージョンがリリースされた。
DaVinci Resolve 16.1.2の概要
同社によると、新しいバージョンはパフォーマンスを改善し、顧客のフィードバックに基づいていくつかの問題に対応している。アップグレードする前に、データベースと現在のプロジェクトをすべてバックアップすることをお勧めする。
REDがMacユーザー向けのMetal GPU R3Dアクセラレーションを発表した後、WindowsおよびLinuxユーザー向けのCUDAアクセラレーションが、新しいDaVinci Resolveでサポートされた。
下は、DaVinci Resolve 16.1.2の新機能と改善点。
- IMFおよびDCPレンダリング用のオーディオトラック形式のサポート
- Kakadu DCPおよびIMF形式のデコードおよびエンコードのパフォーマンスの改善
- WindowsおよびLinux上で、最新のRED SDKを使用したCUDAベースのR3Dサポート
- 最新のURSA BroadcastアップデートにBlackmagic RAWサポートを追加
- カットページでの新しいオーディオのみ、およびビデオのみの編集モードのサポート
- カットページのユーザーインターフェースにINボタンとOUTボタンを追加
- カットページおよび編集ページでトリミングするときのオーディオ再生のサポート
- エディットページのタイムラインのズームボタンを改善
- INポイントとOUTポイントを使用する場合のカットページのスマートインジケーターの改善
- カットページのビューアのサイズ変更アイコンは、ビューア全体のサイズを正しく変更するようになった
- タイムラインとビューアー間のページ分割線を分割線を介して移動できるようになった
- カットページでのクローズアップ編集は、クローズアップを20%から40%までランダムに変化させるようになった
- DaVinci Resolve Editorキーボードを使用する場合、検索ダイヤルの応答性が向上
- DaVinci Resolve Editor Keyboardを使用したスクロールの自動ジョグモードを削除
- シャトルとDaVinci Resolve Editorキーボードを使用した応答性の向上
- DaVinci Resolve Editorキーボードのインとアウトをダブルクリックしてクリア
- 複数のDaVinciシステムを使用した共同プロジェクトのパフォーマンスの改善
- ワークスペースメニューの表示オプションでのモニター名のサポート
- クリップ間のドルビービジョンミッドトーンオフセット値のコピー/ペーストをサポート
- メディアアイテム、LUT、マーカー、コピーグレードなどの新しいスクリプトAPI
- ライブ上書き編集を使用する場合、同期ビンで2アップビューを使用すできるようになった
- ソーステープのクリップディバイダーがオーディオでスクロールするバグを修正
- カットページでメディアフォルダーを開くと、そのフォルダーの内容に再同期されるようになった
- 複数のパフォーマンスと安定性の改善
新しいDaVinci Resolve 16.1.2のリファレンスマニュアル(英語)は、同社のWebサイトからダウンロードできる。バージョン16.1.2は、既存既存ユーザーは無料でアップデート可能。 DaVinci Resolve(フリーソフトウェア)とDaVinci Resolve Studio(有料ソフトウェア)の両方に付属している。 DaVinci Resolveは、同社のWebサイトからダウンロードできる。