
ブラックマジックデザインは、待望のURSA Cine 17K 65カメラの映像を公開した。その中には舞台裏の映像も含まれており、また、この新しいカメラをサポートするDaVinci ResolveとBlackmagic Cameraのアップデートも発表された。
ブラックマジックデザインが、同社最高峰の新型カメラ、URSA Cine 17K 65の映像を公開した。(カメラの概要はこちら)同社は、撮影監督がカメラの性能を語る2本の短編映画を公開した。作品は、撮影監督のディラン・ラッカー氏(テネシー州ナッシュビル在住)による「The Ranch」、そしてフランスの映像作家フローラン・ピオヴェサン氏による「Iceland」だ。
The Ranch
ディラン・ラッカー氏は、大型センサーが映像にもたらす「scope」での撮影を非常に気に入っていると指摘し、特にカメラの初期状態での色を非常に気に入っているようだ。

Iceland
Blackmagic Camera 9.3アップデート
ブラックマジックデザインは、Blackmagic Cameraのアップデートもリリースした。これは基本的に、同社のカメラ用のファームウェアパッケージだ。
新機能は以下の通り。
- ラージフォーマット向けに設計された新しいURSA Cine 17K 65カメラのサポートを追加。
- iPhoneとiPad用のBlackmagic Cameraアプリを使用して、URSA Cineカメラをリモートコントロール可能に。フォーカス、ホワイトバランス、フレームレート、シャッターアングル、録画の開始/停止を調整できる。
- 極端な温度変化後のセンサー性能を維持するためのユーザーピクセル再キャリブレーションを追加。
DaVinci Resolve 19.1.4アップデート
DaVinci Resolveも小規模なアップデートが施された。URSA Cine 17K 65のサポートに加え、WindowsとLinuxにApple ProResエンコーディングが追加された。ただし、ProRes RAWは含まれていない。それでもWindowsユーザーにとっては大きな進歩だ。
以下が新機能のリスト。
- URSA Cine 17K 65のBlackmagic RAWファイルのサポートを追加。
- WindowsとLinuxでApple ProResエンコーディングを導入。
- Samsung Log LUTのサポートを追加。
- ネットワークデコードパフォーマンスと内蔵AAFエクスポートを改善。