ブラックマジックデザインは URSA Mini Pro 12Kカメラの価格を、9,995ドルから5,995ドルに値下げした。国内の価格も新価格になっている。この40%の値下げは、製造の効率化と12Kセンサーの供給量の改善により実現したもの。
URSA Mini Pro 12K
「 URSA Mini Pro 12K」は2020年7月に発表された。Super35mmサイズのセンサーで最大60fpsの12,288×6,480(80メガピクセル)という驚異的な解像度を持ち、驚きをもって迎えられた。さらに、最大120fpsの8K(8192×4320)ビデオ、最大160fpsの8192×3408ビデオ、Super16クロップによる240fpsの4Kビデオを、すべてGeneration 5カラーサイエンスのBlackmagic RAWフォーマットで提供している。同社によると、このセンサーは14ストップのダイナミックレンジを実現している。 URSA Mini Pro 12Kのラボテストの結果はこちら。
- URSA Mini Pro 12Kラボテスト パート1 – ローリングシャッターとダイナミックレンジ
- URSA Mini Pro 12K ラボテスト パート2 – ラチチュード
なお、このカメラには十分なストレージを用意する必要がある。高解像度の映像のビットレートは963MB/sにもなり、1TBのメディアはわずか17分程度でいっぱいになる。このカメラには、デュアルCFastおよびUHS-II SDカードスロットのほか、SuperSpeed USB-C拡張ポートが搭載されている。 URSA Mini Pro 12Kは、PLマウントと内蔵NDフィルターも備えている。
4,000ドルの値下げ
このカメラは9,995ドルで販売されていたが、ブラックマジックデザインは5,995ドルに値下げした。これは4,000ドル(40%)の大幅な値下げだ。今回の値下げは、製造の効率化と12Kセンサーの供給量の改善により実現したとしている。
新しいDaVinci Resolve 17.3と新しいレンダリングエンジンの発表に伴い、4Kおよび8K解像度で最大3倍の速度向上が実現されている。
このカメラの購入を予定していた人にとっては間違いなく良いニュースだが、最近以前の価格で購入したユーザーは不満が残るだろう。更に URSA Mini Pro 12Kのリセールバリューが大幅に下がってしまった。日本での新価格は681,800 円(税抜価格)となっている。