Blackmagic Designは、5インチと7インチの12G HDR外部モニター/レコーダー用のアップデートをリリースした。Blackmagic Video Assist 3.7 Updateは、いくつかの機能強化に加え、新たに発売されたFUJIFILM X-H2SからのBlackmagic RAW記録へのサポートを導入している。このアップデートは現在、無償で提供されている。
富士フイルムがAPS-Cサイズのフラッグシップ機「X-H2S」を発売して、約1カ月が経った。この新モデルは、Apple ProRes HQ/422/LTを最大30fpsの6.2Kで内部記録できるなど、コンパクトなボディに多くの先進機能を詰め込んでいる。さらに、フルサイズのHDMIを搭載し、外部レコーダーによる12bit ProRes RAWやBlackmagic RAWの記録も可能。X-H2Sの記事と、インタビューもご覧いただきたい。
Blackmagic Video Assist 5インチと7インチ12G HDRは、FUJIFILM X-H2SからBlackmagic独自のRAWフォーマットを記録できるようにするアップデートを受けた。なお、パナソニックLUMIXユーザーにも新情報がある。
Blackmagic Video Assist 3.7アップデート
Blackmagic Video Assist 3.7 アップデートでは、富士フイルム X-H2SとパナソニックLUMIXの両方のユーザーに対して、いくつかのバグ修正と新しい興味深い機能が導入されている。X-H2Sから、このカメラモデルでのHDMI RAW出力は、以下の解像度/フレームレートの組み合わせでサポートされている。
- 6.2K 3:2(6240×4160)、23.98、24、25、29.97fps
- 4.8K 16:9 (4848×2728) 23.98、24、25、29.97、50、および59.94fps
さらに、パナソニックのユーザーもこの新しいアップデートの恩恵を受けることができる。実際、パナソニックLUMIX GH5SとBGH1はホワイトバランス設定が調整可能になり、S1H、S1、S5、BS1Hなど一部のパナソニックフルサイズカメラではWB精度が改善された。
価格と発売時期
Blackmagic Video Assist 3.7 Updateは、現在、同社のサポートセンターから無償でダウンロードできる。さらに、Blackmagic Video Assistは、71,761円から購入できる。X-H2Sは、現在311,850円で販売されている。