フジノンPremista 80-250mm T/2.9-3.5インタビュー
フジノンは Premista 80-250mm T / 2.9-3.5を2019年4月に発表したが、約1年経過し出荷を開始した。このレンズはフルフレームセンサーに対応し、比較的軽量でコンパクトな形状となっている。
フジノンPremista 80-250mm T/2.9-3.5の主な特徴
今回BSC Expo 2020で、Premista 80-250mm T / 2.9-3.5シネマズームレンズについてフジノンにインタビューを行った。このレンズは、NAB 2019で出展されている。
Premistaレンズは、28-100mm T / 2.9と80-250mm T / 2.9-3.5で構成され、ケラレのない最大46.3mmのイメージサークル(対角)をサポートしている。RED Monstro 8K VV、ARRI Alexa Mini LF、ソニーFX9、キヤノンC500 Mark IIなどのフルフレームセンサーカメラに対応する。現時点では、Premistaレンズが対応していない唯一のカメラはARRI Alexa 65だけだ。
Premista 80-250mm T / 2.9-3.5と28-100mm T / 2.9は同じ形状で重量も3.8kgと同じだ。そのためレンズ交換もスムースに行うことができる。フォーカスリングは、280度の回転角を持ち、微細なフォーカシングができる。
どちらのレンズもPLおよびLPLレンズマウントに対応しており、レンタルハウスなら自分でマウントを交換できる。 またPremistaシリーズのレンズは、ZEISS eXtended Dataシステムと互換性があり、フォーカス/ズーム/アイリスなどのレンズメタデータの記録が可能。更に、レンズ内にはシェーディングとレンズの歪みを補正する補正プロファイルが組み込まれており、VFX作業とポストプロダクションプロセスに役立つ。
価格と発売時期
Premista 80-250mm T / 2.9-3.5は現在39,800ドルで入手可能。 またFUJINON Premista 28-100mm T / 2.9は、2019年8月から38,800ドルで発売される。日本ではフジヤエービックで4,644,000 円(税込)で購入できる。これらのレンズは主にレンタルハウス向けとなっている。
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