Bullet SSDはポータブルなSSDで、現在Kickstarterに登録されている。 1TBまたは2TBの容量が用意されており、最大500MB /秒の転送速度。51 x 16 x 8mmの寸法でわずか18gの重さだ。
SSDは、今や一般的に映像ファイルの記録に使用されている。通常、USBメモリやメモリカードよりも大きな容量が可能なのと同時に、ハードディスクドライブよりも高速でコンパクト、かつ信頼性が高いのがその理由だ。 Bullet SSDはKickstarterに新しいSSDを追加した。
超小型軽量なSSD
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Bullet SSDは、超軽量の外付けSSDで、1TBと2TBの容量を選択できる。最大転送速度は500MB / sに達する。重量は18g、サイズは51 x 16 x 8mmと非常に小型軽量だ。同じサイズのフラッシュドライブとは異なり、Bullet SSDはTLC NANDを搭載した本格的なソリッドステートドライブとなっている。
Bullet SSDは、航空機用アルミニウムの単一部品で作られているため、高い耐久性を持つ。また、IP67認証を取得しており、防水および防塵機能にも優れている。デスクトップコンピューター、ラップトップ、カメラ、スマートフォン、タブレット、あるいはゲーム機で使用できる。
Bullet SSDのKickstarterキャンペーンは、2019年11月末に既に開始されており、申し込みはあとわずかな日数となっている。キャンペーンはすでに550,000ドル以上を調達したため、当初の目標である6,400ドルは正常に達成されている。
このような小さなSSDを設計する際の最も難しい課題の1つは、熱処理だ。 Bullet SSDは、サイズを非常にコンパクトにしているため、低発熱でエネルギー効率の高いフラッシュコントローラーを備えている。ケースは放熱にも役立っている。チップから熱を伝導し、最適なパフォーマンスが得られる。
最新のシネマカメラはUSB-Cメディアへの直接記録をサポートしているため、このドライブは非常にコンパクトな記録メディアになる。現在USB-Cメディアへの出力をサポートしているカメラは、ブラックマジックデザインのBMPCC4Kおよび6K、あるいはシグマfpがある。USB-Cメディアをサポートするカメラは将来増加するだろう。ただし、Bullet SSDの場合は、安全な接続のためにロックする何らかの方法が必要と思われる。
主な仕様
- 容量:1TBまたは2TB
- 転送速度:最大550MB / s
- インターフェース:USB-C 3.2 Gen2
- NANDタイプ:Micron TLC
- フラッシュコントローラー:SM2258XT
- 暗号化:ソフトウェア暗号化
- 重さ:18g
- 寸法:51 x 16 x 8mm
- 消費電力:アイドル10mW、読み取りおよび書き込み1.7W
- 保証期間:3年
価格と発売時期
Kickstarterのページによると、Bullet SSDのアイデアは2019年1月に生まれた。現時点では製品サンプルが完成し、テストを行っている。2020年2月に量産に入る予定だ。キックスターターの支援者への出荷は2020年3月から始まる予定としている。
価格設定に関しては、スーパーアーリーバードのオファーは終了している。アーリーバードの価格は現在、1TBバージョンで99ドル、2TBバージョンで159ドル。 2個パックもあり、1TB SSD 2個で178ドル、2TB SSD 2個で298ドルとされている。現在アーリーバードの残量は数個しかないので、現在は少し高価になっているかもしれない。送料は無料。通常価格は、1TBバージョンで149ドル、2TBバージョンで249ドルになると予想される。
資金調達は非常に成功しており、すでに5つの目標を達成した。カラーバリエーション(オレンジ、紫、黒)を追加し、カラビナと無料の彫刻(7文字で、推定納期にさらに1か月を追加)も可能。
なおクラウドファンディングでプロジェクトを支援する際のリスクに注意いただきたい。 Kickstarterの利用規約、特にセクション5「ファンディングのしくみ」をお読みいただきたい。大幅な遅延や中止になる可能性もある。