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addx Walnutは、FPVパイロットを対象とした新しい軽量防水アクションカメラ。重量62.8g、バッテリー内蔵で、最大4K 60fps、4K 4:3 30fps、2.7K 4:3 60fpsの記録が可能で、手ブレ補正ソフトウェア「Gyroflow」に対応する。GoPro Sessionのフォームファクターに似せたWalnutは、各種アクセサリーを含めて129ドルで発売中。
中国の会社CaddxFPVは、FPVドローン用のカメラシステム-アナログおよびデジタルエアユニット、FPVゴーグル、アクションカメラ-の設計と製造を行っている。
昨年、CaddxFPVは、FPVパイロットを対象とした27gの超軽量アクションカメラ、Caddx Peanutを発表した。Peanutは、カメラ本体にわずかな微調整を加え、磁気充電ケーブルを追加したInsta360 GO II(2021年3月に発表)とほぼ同じ外観をしている。このカメラの重量は、超軽量クワッドで使用するFPVパイロットにとってかなり説得力がある。
CaddxFPVは新しいアクションカメラCaddx Walnutを発表した。
アクションカメラ「Caddx Walnut」
新しいCaddx Walnutの立方体の形状は、GoPro Sessionを思い出させる。GoProは、非常にコンパクトなアクションカメラを発売したが、残念ながら2モデルのみで放棄した。また、DJI Action 2のボディも似ている。
Walnutは、1/2.3インチタイプ4:3イメージセンサーと150°FOVレンズを搭載している。フロントレンズカバーは取り外すことができ、カメラとセットで購入できるND8またはND16フィルターと交換することができる。以下の解像度とフレームレートで映像を記録することが可能。
- 4K 16:9 up to 60fps
- 4K 4:3 up to 30fps
- 2.7K 4:3 up to 60fps
- 1440p 4:3 up to 60fps
- 1080p up to 120fps
動画ファイルはH.264圧縮のMP4コンテナで記録され、動画の最大ビットレートは100Mbpsとなる。MicroSDXCカードスロットがあり、最大256GBの容量のメモリーカードに対応する。最大録画時間は30分の連続録画に限られるが、FPVドローンでは問題ないだろう。
Caddx WalnutはGyroflowに対応しているため、ポストプロダクションでジャイロデータを使って映像を安定させることができる。あるいは、CaddxFPVによると、Walnutは電子式スタビライゼーションも内蔵しているとのこと。
電源に関しては、600mAhのバッテリーを内蔵しているが、カメラ本体の背面にスナップするマグネットコネクターが付属しており、電源供給に使用できるUSB-Cポートを備えているのも特徴だ。CaddxFPVは、USB-Cポートに接続し、Sh1.25 3pin接続ケーブルを介してドローンのLiPoバッテリーパックから直接電源を取ることができる2-6Sバックモジュールもパッケージに入れている。
前述の通り、カメラの形状は、寸法28x38x36mmの立方体で、重量は62.8g。IP64の認証を受けた防水カメラだ。Walnutは、WiFiまたはドローンの無線機経由(適宜有線接続した場合)でのリモートコントロールに対応している。これにより、カメラはリモートで録画を開始または停止することができる。
このカメラにはディスプレイの類はなく、上面にある2つのボタンと前面のコントロールLEDのみなので、接続したスマートフォンのアプリで操作することになる。しかし、CaddxFPVはこれに関する追加情報を提供していない。シャッタースピードやISOのマニュアルコントロールもあると良いのだが。
価格と発売時期
Caddx Walnutアクションカメラは、NDフィルターなしの場合は129ドル、ND8とND16フィルターが付属している場合は139ドルで現在販売中。私が知る限り、このカメラは同社のウェブサイトから直接注文することしかできない。
すべてのWalnutカメラには、USBマグネットコネクター、マウントケース、2~6Sバックモジュール、Sh1.25 3pinシリコンライン、M5ネジ、タイプCケーブル、ミラークロス、携帯用収納バッグなど、さまざまなアクセサリーが箱に同梱されている。