Cageプロジェクトマネージメントアプリケーションは、オンラインコラボレーションソフトウェアの標準的な多くの機能を提供する。メッセージング、タスクリスト、チームメンバー管理、メディアファイルのアップロードとマークアップ機能はすべて搭載されており、快適な作業を行うことができる。Cageは、プロジェクトマネージメントに関し、クライアントプレゼンテーション機能のアップデートを発表した。これにより、クライアントにプロジェクトの進捗を見せることができ、承認を得ながら進めることができる。
使い方
今回cinema5Dのプレゼンテーションサイトを作成してみた。数分でサイトのアウトラインを作成できた。クライアントのロゴをアップロードすることができ、配色の選択だけでなく、テキストの配置などもアレンジでき、レイアウトも選択することができる。また、クライアント用のログイン画面も用意できる。
更に、クライアントはファイルをレビューすることができ、テキストでコメントを投稿したり、図形やマーカーを入れることもできる。デスクトップパソコンから小型のモバイル機器まで、非常に見やすい操作画面になっている。
ビデオ機能の問題点
クライアントはビデオを含めてレビューすることができる。しかし、コメントもマークアップもビデオのどの位置なのかを示す事ができない。0:23の場所の映像の変更要求をクリップに書き込むには、クライアントが”0:23を変更してください”というようなものを書き込む必要がある。また、マークアップ機能も実際にはビデオには使用できないだろう。例えば、クライアントがマスクしたいところにボックスを描くと、そのボックスはビデオクリップ全体を通してその位置に表示されたままだ。これらの機能は静止画を対象に考えられているようだ。 Vimeo ProやFrame.ioと同様の機能が望まれる。
個人的には、クライアントがパスワードでプロジェクトにログインしても、コメントを残すためには更にCageにサインアップしなければならないという事実は気に入らない。これではクライアントは大変な面倒を毎回強いられてしまう。このことをCageに連絡すると、すぐに改善するということだった。
価格と発売時期
Cageプロジェクトマネージメントツールは月額25ドルで、25 GBのストレージが提供され、2人のチームメンバー、無制限のプロジェクトとレビューが可能。同じ価格であれば、Frame.io では50 GBのストレージが提供され、25人のコラボレーター、チームメンバーはいないが無制限のプロジェクトが可能だ。また、Vimeo Proは毎月16 ドル、週20 GB、3チームメンバー、無制限のプロジェクトが可能だ。
なお、無料のトライアルはこちらからダウンロード可能。