CAME-TVは、新しい高出力150WバイカラーLEDフレネルライト、BoltzenF-150Sを発売した。このコンパクトなライトにはバラストがなく、CRIは96で、3200Kから5600Kまで調整できる。また、DMX入力ポートと出力ポートがあり、Vマウント/ゴールドマウントバッテリーで電力を供給できる。
主な機能
CAME-TVのBoltzenライトは従来から発売されており、Boltzen Q-55Sのように小型のライトのシリーズ。 今回リリースされたF-150Sは、55WのQ-55Sのほぼ3倍の明るさを持つ。
主な仕様
Boltzen F-150Sの出力は150Wで、光は単一のCOBチップから発せられ、光量は0から100%まで調整できる。現在、これ以上の仕様情報は発表されていない。
LEDの前にフレネルレンズが内蔵されているが、フレネルレンズがプラスチック製かガラス製かは不明。
ライトの側面にあるノブを使用して、光の角度を調整できる。また、着脱可能なバーンドアのセットが付属している。
色温度は3200Kから5600Kまで調整できる。これらの数値は、2700K〜6500Kで調整できるAputure LS 300Xなど、他の照明器具の数値に及ばない。 またCAME-TVは、F-150SのCRIは約96と述べている。
このライトは、DC12-24V電源入力ポートが用意されており、 Vマウントや/ゴールドマウントバッテリーで電力を供給できる。さらに、ライトにはP-Tapケーブルが付属している。
本体の背面にLCD画面があり、その下には、色温度、DMXアドレス、およびライトの調光のための3つのノブがある。また、DMX入力ポートと出力ポート、2つのイーサネットポート、電源コネクタ、およびオン/オフスイッチもある。
100Wを超える大多数の照明器具と同様に、BoltzenF-150Sにはファンが内蔵されている。ライトは金属でできており、放熱が考慮されているが、組み立て品質については、今後機会があればレビューしたい。CineD ではCAME-TV Boltzensを、長年にわたって多くのレビューで使用している。いくつかの欠点があるが、現在も良好に機能している。
ソフトボックスやライトモディファイアをライトの前面に取り付けたい場合は、オプションのBowens-Mountを使用できる。 F-150Sには、光出力を柔らかくするための2つのフィルター(ソフトディフューザーとミルキーディフューザー)が同梱されている。
価格と発売時期
BoltzenF-150Sは現在499ドルで販売されている。他社のライトでは、Ikan Helia 150W Bi-Colorは同じ価格だが、イーサネットポートは搭載されていない。
詳細については、CAME-TVのサイトを参照いただきたい。
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