2020年末に、CAME-TVによる新しい「Ready to Fly」RGBDT照明キットについてレポートした。それから9ヵ月後の今、中国メーカーのCAME-TVは、この多目的で持ち運びに便利なBoltzen Perseus Bi-Color 55Wを発売した。
今回は、RGB機能は搭載していないが、バイカラー仕様となっている。
個人的には、純白の光を得るためには、出力の低いRGBライトよりも、しっかりとしたバイカラーライト、特に「Ready to Fly」の方がはるかに便利だ。そして、このCAME-TV Boltzen Perseus Bi-Color 55Wは、まさにそれを実現している。
どこにでも持ち運べる小型軽量のケースに、55Wのライトが3つも入っているというのは説得力がある。
CAME-TV Boltzen Perseus Bi-Color 55W
RGBDT版と同様に、このBi-Color 55W版でも、ヨークを平らに折りたたんでパネルを積み重ねることができるのがポイント。CAME-TVでは、Pelicase 1510または1535のハードケースに3枚まで収めることができ、フィッティングフォームインサートを用意している。
このフォームインサートは、Vマウントバッテリーやケーブル、付属するWiFiリモートなどを収納するスペースにもなる。
照明に関して必要なものがすべて入ったPelicaseに、すべての機材が「Ready to Fly」(保護されている状態)になっているのがこの照明キットの特徴だ。キットの内容は、2灯または3灯、フォームインサートのみ、またはハードケース付きのものから選択できる。また、ソフトバッグに入った1灯だけのキットもある。
色温度は3200K〜5600Kの間で無段階に調整でき、CAME-TVはTLCI 97+またはCRI 96+の色精度を謳っている。もちろん調光も可能で、CAME-TVでは100% – 0%としている。
価格と発売時期
キットにもよりますが、このライトは内容の割にはかなり手頃な価格となっている。
1個のライト(ソフトバッグ付き)は264ドル、2個のライトのセット(フォームインサートとWiFiリモート付き)は563ドル。3個のライト、フォームインサート、WiFiリモート付きのキットは844ドル。2灯と3灯のセットは、Vマウントバッテリーを注文することができ、バッテリー1個あたり約100ドルかかる。充電器は付属していない(別途注文)。ハードケースも同様で、125ドルで追加することができる。
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