CAME-TVはこのほど、ソニーFX3とキヤノンR5/R6用の新しいケージを2種類発売した。この中国のメーカーは、ケージのみのオプションからマットボックスとフォローフォーカスを含むフルキットまで、両カメラのためのいくつかのリギングキットも提供している。
ミラーレス一眼カメラでの撮影にはケージは欠かせない装備となった。しかし、ケージの市場は今や多くのメーカーが参入している。そのため、カメラに最適のアクセサリーを選ぶのは、必ずしも簡単なことではない。
CAME-TVは、ソニーFX3とキヤノンR5/R6用の新しいケージを発表た。他のブランドに比べて少し遅かったが、この選択の幅を広げている。
CAME-TVのソニーFX3用ケージ
すでにいくつかのメーカーが、ソニーFX3用のリギングソリューションを提供している。Tilta、Kondor Blue、SHAPEの提供するものは、過去の記事で確認することができる。
CAME-TVのソニーFX3用ケージは、全体がアルミニウム製(175g)。基本的なデザインは、カメラのすべてのポートやコントロール部分に影響することは無い。
上部には左右対称の1/4″-20ネジ穴と、2つのコールドシューマウントを装備している。ケージの左側にはARRIロケートピン付きの1/4″-20ホールがあり、より安定したマウントポイントを提供する。さらに、底部には、サイドウェイ式のアルカスイススタイルのクイックリリースプレートがある。
トップハンドルには、1/4インチと3/8インチのマウントポイント、コールドシューマウント、ARRIロケートピン、15mmロッドホールが追加されている。さらに、前面または背面のどちらにも取り付けることができる。
CAME-TVは、シンプルなケージソリューションから、4×4インチフィルター用のマットボックスやフォローフォーカスを含むより完全なキットまで、このカメラ用に4つのキットオプションを提供している。
FX3用フルキット
- ケージ
- トップハンドル
- ベースQRプレート
- 15mmロッド穴2つ付きベースプレート
- ダブテールプレート
- 2x 15 mm ロッド
- 4×4インチマットボックス
- 15mm穴付きフォローフォーカス
- 4x ギアリング (60, 70, 80, 90 mm)
キヤノンEOS R5、R6用ケージ
R5、R6についても、すでに多くのオプションが市販されている。私たちは今年の初めにTiltaとKondor Blueのモデルを取り上げた。
私のR5には、個人的にSmallRig “Black Mamba” Kitを使ったが、正直言って後悔はしていない。カメラにとてもよくフィットし、HDMIクランプソリューションと頑丈なグリップが一体化されている。
CAME-TVケージは、EOS R5とR6の両方に対応する。そのデザインはFX3ケージに似ているが、カメラをそれほどうまく包み込むことはできていない。
FX3ケージとの大きな違いは、HDMIクランプが追加されたこと。実は、FX3ではより堅牢なフルHDMI端子を搭載しているが、R5とR6では壊れやすいMicro HDMI接続になっている。
CAME-TVは、これらキヤノンのミラーレスカメラに対応した5種類のキットを用意している。
キヤノンR5/R6用フルキット
- ケージ
- トップハンドル
- HDMIクランプ
- ベースプレート
- ダブテールプレート
- 2x 15 mm ロッド
- 4×4″マットボックス
- 15mm穴付きフォローフォーカス
- 4x ギアリング (60, 70, 80, 90 mm)
価格と発売時期
ケージのみのオプションの価格は、ソニーFX3、R5/R6ともに145ドルからとなっている。フルキットは、FX3用が690ドル、R5/R6用が750ドルと少し高価だ。
CAME-TVのケージとキットは、CAME-TVのウェブサイト上で購入できる。