照明器具メーカーのCAME-TVは、小型で用途の広いVマウントバッテリーと、充電器と18650バッテリーをリリースした。
最近では、バッテリーで駆動される機材が増えてきたように思える。多くのガジェットにはバッテリーが内蔵されている。CAME-TVは、業界で最も一般的な2種類の新しいバッテリーをリリースした。
Mini 99 V-Mountバッテリー
広く普及しているVマウントは、80年代後半にソニーのビデオカメラで採用されたのが始まりだ。多くのカメラとアクセサリーはVマウントを備えている。さらに、サードパーティのVマウントバッテリープレートで、カメラリグにも電力を供給することができる。そのため、Vマウントは最も普及しているマウントの1つになっている。
CAME-TVのMini99バッテリーは、8つのSamsung 18650リチウムイオンバッテリーが内蔵されており、99Wh(6875mAh)を出力する。筐体のサイズは約10x5x7センチメートルで、重さは0.5キロ強。
これは、小型のカメラやアクセサリーに電力を供給するのに十分な容量だ。 Mini 99は、大型バッテリーが使えないような場合、大型のプロ用カメラに電源を供給することもできる。
なおIATA(国際航空運送協会)は持ち込みバッテリー制限を100Whに設定しているが、Mini 99は99Whでこれを下回っている。ただし、バッテリーを持ち込む前に、必ず航空会社に確認していただきたい。
Came-TV Mini 99には、Vマウント端子の他に、2系統のD-Tap(14.4V / 15A max)と1系統のUSB(5V / 2.1A max)出力がある。アクセサリーの電源や、スマートフォンを充電したりするのに十分だ。
5つのLEDが筐体の側面にあり、バッテリー残量を表示できる。またストラップが付属している。これによりバッテリーをライトスタンドに吊るすこともできる。
4-Pack と 8-Packの18650 バッテリーも発売
18650バッテリーは単三電池ではなく、リチウムイオン充電式バッテリーで、「18650」の最初の4桁は物理的な寸法を示し、5番目の桁はシリンダーセルであることを示す。
標準の18650バッテリーは、周囲18mm、長さ65mm。このタイプのバッテリーは、ラップトップのバッテリーパック、懐中電灯、電気自動車、コードレスツールなどポータブル電源を必要とするさまざまな用途で一般的に使われている。
CAME-TVは、4本用充電器と組み合わせて4パックおよび8パックのSamsungリチウムイオン18650バッテリーセットも発売した。セルあたり3500mAhの容量がある。
なお、充電器なしでバッテリーのみのパックは用意されていない。
価格と発売時期
CAME-TV Mini 99は、シングルパックで145ドル、2パックで245ドルで購入できる。
またバッテリー6パック+充電器は65ドル、8パック+充電器は98ドルとなっている。