「Cameras + Formats App for iOS」は、カメラ、コーデック、フォーマット、データレートについてのデータを収録したアプリだ。
このアプリがあれば、カメラの仕様や機能、あるいはデータレートを計算したりといった手間がなくなる。iPhoneやiPadで撮影する場合にも役に立つ。
以下にこのアプリでできることを解説する。現在のところiOSのみ対応している。
カメラデータ
主要メーカーのほとんどのビデオカメラとシネマカメラの仕様、および機能をチェックできる。
カメラを選択すると、仕様、フォーマット、および互換性の3つのタブからカメラの各情報にアクセスできる。すぐにカメラの仕様がわかるので、そのプロジェクトに適したカメラを選択するのに役立つ。互換性タブには、選択したカメラのコーデック情報が表示され、主要なNLEとのネイティブ互換性が分かる。
フォーマット
ワークフローを確認しておくことも重要だ。このアプリでは、コーデックの詳細とビットレートもカバーしている。フォーマットの一覧から選択したフォーマットをネイティブに記録するカメラが表示され、そのフォーマットがNLEでどのようにサポートされるかも表示される。
計算機能
Cameras + Formats Appの最も有用な機能の1つは、計算機能だ。選択されたカメラやコーデックの記録フォーマットに基づいて、データレートとストレージ要件を計算できる。
特定のコーデックのストレージ要件を計算し、データ転送速度を入力するとおおよその転送時間も分かる。
Cameras + Formats Appは、映像制作に非常に便利なツールで、これをインストールしておくと様々な場面で役に立つ。ダウンロードはApp Storeからできる。