CAME-TV Terapin RigはパナソニックGH4、GH5、あるいはソニーα7SII、α7RII、α7IIなどのミラーレスカメラに対応した便利なショルダーリグ&ブレークアウトボックスで、SDI変換、XLRオーディオ、DC出力、ソニーNPバッテリープレートを装備している。
ミラーレスカメラはそのコンパクトさから、今日普通にビデオ制作用カメラとして使われ、多くの映像制作者にとって大いに役立っている。しかし、大型のビデオカメラが持っているような機能を外部に装備しなければならない場合も多々ある。
CAME-TVは、これらのミラーレスカメラを重装備にするソリューション製品を発表した。
CAME-TV Terapin Rigは、ショルダーリグとブレークアウトボックスから構成されている。ミラーレスカメラに物理的に装備を付加し、より重く、バランスの取れたカメラとして、肩担ぎに適した形状とする。
ショルダーリグは、標準の15mmレールをベースに、外部モニターアーム、肩パッド、オプションのマットボックス&フォローフォーカスを備えている。
Terapin Rigのキーとなる部分は、ブレークアウトボックスだ。
Terapin boxは、HMDIをSDIに変換し、3.5mmオーディオを48Vファンタム電源付きのXLRに変換し、後部に2つのDC出力とソニーNPバッテリープレートを提供する。
Terapin rigを使ってオーディオのモニタリングをコントロールすることもできる。大きなボリュームノブでヘッドホンの音量を素早く調整する事ができる。
また、ベースプレートと肩パッドを調整することによりバランスを取ることができる。ロゼットハンドルにはREC On/Offトリガーボタンも用意されている。さらに、モニターを裏返しにすることもできる。
パナソニックGH4とGH5用には、CAME-TV Terapin Rigの2つのバージョンがある。 またソニーα7SII、α7RII、α7II用も用意されている。
各モデルには基本的な機能として、リグ、ブレークアウトボックス、モニターアーム、ハンドルが含まれており、そして前述のマットボックスを搭載し、フォローフォーカスを行えるバージョンもある。
CAME-TV Terapin Rigは単なるメカではない。ビデオ信号を変換したり、オーディオに電力供給することもできる。
価格は、基本スペックでは560ドル以下、アドバンスは1200ドルを目指しているとのこと。