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CamTrackAR v.2.0 - スマートフォンで無料バーチャルプロダクションスタジオ

CamTrackAR v.2.0 - スマートフォンで無料バーチャルプロダクションスタジオ

CamTrackAR v.2.0は、iPhoneやiPadで誰もがバーチャルプロダクションを作れるようになり、3Dモデルのインポートとプリビズをリアルタイムで行えるようになった。

FXhome are well known for launching software that helps lower barriers to entry.

FXhomeの創業者であるJosh Davies氏は、映像制作をしていた家族のためにソフトウェアの開発を始めたが、家族が続けるために必要なソフトウェアを購入する資金がなかった。このソフトウェアは通常、教育機関やインディーズ映画のマーケットで購入されているが、プロでも使用している人は大勢いる。

有名なYouTuberであるフレディ・ウォン氏が800万人の登録者を獲得した際に、彼自身のブランドである奇抜な映像制作に貢献した合成ソフトウェアで知られているかもしれない。

The tracking controls in CamTrackAR
The tracking controls in v2 of CamTrackAR. (Image credit: FXhome)

CamTrackARという名前の製品がメジャーアップデートされ、無料版がリリースされた。ただし、バーチャルに構築する場合は、無料版で得られる1つのアンカーポイント以上のものが必要。29.99ドルの一括購入で無制限のアンカーポイントを得ることができ、4.99ドルの月額サブスクリプションを支払うこともできる。

バーチャル・プロダクションへの無料のエントリーポイント

ソフトウェアの最初のバージョンでは、より正確な低照度の写真撮影以外に、iPhoneやiPadのLiDarスキャナーを使用できる。Apple社のARKitと連携することで、内蔵カメラを追跡し、仮想空間内に正確に配置することができる。この機能は、昨年初めて登場したとき、特にバーチャルセットに使用されるプロ用のバージョンが数千ドルもすることから、注目を集めた。

V2.0では、3Dモデルを仮想背景や小道具として読み込み、シーン内に動的に配置する機能、緑や青の背景を扱うためのクロマキーフィルター、仮想背景を適用する前に被写体を選択して分離する機能、静止画を読み込んで仮想シーンに配置する機能などが追加されている。

しかし、今回の目玉となる新機能は、新しいプリビズツールと言える。プリビズは、バーチャルワールドを構築する上で、主に時間短縮のために欠かせないツールだ。ポリゴンの操作がすべての作業の中心となるが、処理はコンピュータの能力に依存する。プリビズは、完全なレンダリングをせずにショットにコミットする方法。すなわち2019年に公開される超リアルなアニメーション「ライオンキング」のファイナルカットを、ショットが機能しているかどうかを確認せずに決定してしまうようなものだ。

CamTrackAR v2.0は、ジョシュがKickstarterキャンペーンでHitFilmソフトウェアを制作したときに始めた理念をすべて実現している。CamTrackAR v2.0は、文字通り、バーチャルプロダクション、特にカメラトラッキングを、iPhoneを追加するだけで、ほとんどお金をかけずに手のひらで実行できる。

Version 2 of CamTrackAR improves the green screen experience
Version 2 of CamTrackAR improves the green screen experience. (Image credit: FXhome)

CamTrackAR v2.0の新機能

CamTrackAR v2.0のリリースに伴い、FXhomeは、オンセットのバーチャルプロダクションワークフローを強化するために、以下のような新機能を導入している。

  • より使いやすくなったインターフェースで、バーチャル制作の現場をよりコントロールできるようになった。
  • 3Dモデルをバーチャルな背景や小道具として取り込み、シーンの周囲にダイナミックに配置可能
  • グリーンまたはブルーの背景を処理するためのプロフェッショナルなクロマキーフィルターにより、仮想背景を適用する前に被写体を選択して分離することが可能
  • ニーズや環境に合わせてクロマキーのプロパティをリアルタイムで変更可能
  • バーチャル環境にアクターを配置するためのリアルタイム合成とキーイング機能
  • フォーカス、色温度、露出などのカメラコントロールを強化
  • カメラデータをAutodesk FBX形式で出力

詳細については、FXhomeのウェブサイトを参照いただきたい。

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