キヤノンは、RFマウントの新フルフレームズームレンズと、EOS RおよびEOS RPカメラのファームウエアアップデートをリリースした。オブジェクトトラッキングAFが強化されている。新しいレンズは、ウルトラワイド15-35mm f / 2.8および標準24-70mm f / 2.8ズームレンズ。キヤノンはまた、今年後半に登場する新しい70-200mm f / 2.8レンズについても言及している。
なお、同社の新しいカメラEOS 90DおよびEOS M6 Mark IIについては、後日記事を分けてリリースする。
新RFレンズ
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新しく発表されたうちの1本は、超広角RF 15-35mm f / 2.8 IS USM。フルフレームセンサーをカバーし、3枚の非球面レンズと2枚の超低分散レンズを備えている。レンズには、82mmのフロントフィルタースレッドがあり、最短合焦距離は28cm。15mmはRFマウント用の最も広角のキヤノンレンズとなる。
もう1本のレンズは、標準ズームRF 24-70mm f / 2.8 IS USM。フルフレームセンサー対応で、3枚の非球面レンズと3枚の超低分散レンズを備えている。最短合焦距離は21cmで、9枚の絞り羽根を持つ。
どちらのレンズも手振れ補正システムを備えており、現在予約注文が可能。各レンズの価格はオープンだが、実勢価格は約29万円程度となっている。
キヤノンはまた、2019年末に導入予定のRF 70-200mm f / 2.8レンズにも触れている。このレンズはEFマウントバージョンと比較すると驚くほどコンパクトに見えるが、光学設計を再設計したようだ。
EOS R と EOS RPのファームウエアアップデート
EOS R(バージョン1.4.0)およびEOS RP(バージョン1.3.0)向けに新しく発表されたファームウエアの更新により、顔検出および被写体追跡機能が強化され、より正確なオートフォーカスが実現する。
視線追跡オートフォーカスも強化された。更新前は、カメラが認識できるように顔が画像の少なくとも13〜15%を占める必要があったが、新しいファームウエアでは、目を追跡し3%で良くなった。
オートフォーカスの改善はすべて、スティルとビデオ両方に有効だ。このファームウエアアップデートは、9月に同社のWebサイトからダウンロード可能となる予定。
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