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キヤノンC200 vsパナソニックEVA1  Zacuto Camera Shootout 2018の結果報告

キヤノンC200 vsパナソニックEVA1  Zacuto Camera Shootout 2018の結果報告

Zacutoが主催する「Camera Shootout 2018 – Canon C200 vs Panasonic EVA1」の結果をYouTubeで見ることができるようになった。Zacutoは両者を一連のテストで評価し、その結果を発表したが、内容を見てみよう。

テストは、キヤノンC200とパナソニックEVA1のパフフォーマンスを限界まで高めて実施された。カメラは、厳しい撮影環境下で実行され、それぞれの実力が試された。

DSLRと高価なハイエンドのシネマカメラを比較した “Great Camera Shootout 2011″とは対照的に、今回の比較テストでは、同じような価格帯で同じようなターゲットマーケットのカメラ2機種を比較している。このテストについての前回の記事はこちら。

Canon C200 vs Panasonic EVA1 – Zacuto Camera Shootout 2018:

以下はYouTubeでの結果報告ビデオ

テストでの撮影環境

  • 昼の室内
  • 夜の室内
  • 昼の室外
  • 夜の室外
  • モーションブラー/ローリングシャッター
  • スローモーション

準備

ASC (American Society of Cinematographers: 全米撮影監督協会)のBruce Logan氏が、シカゴでパナソニックのMitch Gross氏とキヤノンのKen Rowe氏とともに、一連のテストを計画し実行した。

手順

  1. 各種フォーマット(RAW、Log、mov、mp4)で撮影。
  2. LUTの適用
  3. LAバーバンクのキヤノンの施設でカラーグレーディング

テストで収録した4K映像

https://www.youtube.com/watch?v=XSCQZo95FDU

評価方法

もちろん、ファイルをダウンロードするのが最善の方法だが、我々が見ることができるのはYouTubeの映像だけだ。最も論理的な評価は、フラットなルックの画像(RAWとLog)を見て、ダイナミックレンジ、ハイライト、シャドウ、ノイズの違いに注目することだろう。次に、グレーディングした映像を観察する。LUTバージョンはあればよいが、比較にはそれほど重要ではない。

グレーディングした映像に関しては、カラリストが最終的なルックを作成する上で重要な役割を果たしている。また、異なるカラリストが異なるアプローチでグレーディングしているが、良い結果となっており、参考に値する。

追加:こちらからRAWファイルをダウンロードできるようになった。

ローリングシャッター

YouTubeのビデオの最後にローリングシャッターテストを行っているので確認して欲しい。驚くべきことに、どちらのカメラにもローリングシャッターの問題が発生している。

スタイルが異なるデジタルシネマカメラ

ASCのBruce Logan氏は、非常に興味深いことを言っている。 氏は2台のカメラをフィルムと比較した。優劣ではなく、ただルックとスタイルの比較だ。この意見は非常に的を射ている。すべてのカメラにはそれぞれのスタイルがある。どちらも同じように膨大な量の情報を処理することができ、ハイライト、シャドー、カラーを処理しているが、スタイルは違っている。

最後に

C200には、mp4とRAWの2種類の記録フォーマットが用意されている。このディスカッションの初めに言われているように、EVA1はNABの前にRAW出力がサポートされる予定だ。 RAWでの記録は大変だが、ポストプロダクションでは簡単に破綻しないので、両者を単純に比較することはできない。

なおYouTube 4Kからのスクリーンショットは正確な結果を得られないため、ここでは使用していない。 YouTubeには、ProRes 422でエクスポートされたが、解像感や圧縮の問題がところどころ見られる。もちろん、これは私の個人的な意見だ。

これは厳しいテストだったが、どちらのカメラも良い結果を残している。明確にどちらが勝っていると言うのは難しい。強いて言えば、違った種類のフィルムで撮影するようなもので、どちらもフィルムのような美しい質感ながらルックが違うと言ったところだろう。

 

フジヤエービックのショップサイト

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