キヤノンは欧州でC700のセンサーを、ローリングシャッターバージョン(Dual Pixel AFバージョン)からグローバルシャッターバージョンに変更するサービスを開始する。これは欧州の同社サービスセンターにて行われる。また、レンズマウントをEFとPL間で変更するサービスも開始する。
C700には発売当初から、ローリングシャッターバージョンとグローバルシャッターバージョンの2種類のセンサータイプが存在している。今回発表されたのはそのアップグレードサービスだ。ローリングシャッターバージョンを購入後でも、グローバルシャッターバージョンに変更できる。
ただし、EFマウントのC700のセンサーをグローバルシャッターバージョンに変更すると、マウントもPLマウントに変更され、Dual Pixel AF機能も失われる。またダイナミックレンジも低下することになる。
なお、C700は、C700 EF、C700 PL、C700 GS PLの3種類のバージョンが存在する。(日本ではC700 EFとC700 GS PLの2種類で、C700 GS PLは現在発売時期未定となっている)
レンズマウントの交換サービスの料金も発表されており、欧州の各リージョンのRegional Competence Centres (RCC)で受け付けている。
このサービスにより、EFマウントをPLマウントに変更したり、EFマウントへ戻したりが可能となるが、将来的にはユーザーが行えるようになるかもしれない。
もしユーザーが自分でできるようになれば、大変有用だ。ARRIのカメラなどでは既に可能で、2分もあればマウント交換ができてしまう。C700でも、このようなことができるようになれば大変素晴らしいことだ。
価格は以下
レンズマウント変更のサービスは2017年3月から開始される。センサーの交換サービスについてはまだ先で、2017年中と発表されている。
なお、日本では同様のサービスが予定されているようだが、詳細は未定とのこと。
via Canon Europe