キヤノンはXF405 / XF400(Firmware 1.0.5.0)、XA55 / XA50(Firmware 1.0.1.0)、XA40(Firmware 1.0.1.0)、Canon 4K Legria HFG60とHF G50(ファームウェア1.0.1.0)などのカムコーダーのファームウェアアップデートをリリースした。 XA40では、XF-AVC形式で記録できるようになる。さらに、XF405 / XF400、XA55 / XA50ではCanons Log3ピクチャープロファイルを使用できる。
リリースから3年経過したが、キヤノンはXF405 / XF400(レビューはこちら)などのカムコーダーのファームウェアアップデートをリリースした。
XA40でのXF-AVC形式サポート
まず、XA40(2019年に発売。記事はこちら)は、ファームウェア1.0.1.0アップデートでXF-AVC形式で映像を記録できるようになる。従来は、MP4形式150Mbsでしか記録できなかった。更新後の解像度/フレームレートは次のとおり。
- 4K UHD – 3840×2160 – 29.97P / 23.98P / 25P.
- FHD – 1920×1080 – 59.94i / 59.94P / 50i / 50P / 29.97P / 25P / 23.98P.
カスタムピクチャーと新機能
すべてのカムコーダー(XF405 / XF400、XA55 / XA50 / XA40、HF G60 / G50)で、カスタムピクチャーと呼ばれる新機能が追加される。この機能を使用すると、シャープネス、彩度、肌のディテール、ノイズリダクションなどの画像設定を調整できる。
これに加え、ゼブラ、ピーキング、マーカーなどの機能をアサイナブルボタンに割り当てることができるようになる。
XF405/XF400とXA55/XA50にC-Log3サポート
XF405 / XF400およびXA55 / XA50には、EOS標準およびプロダクションカメラのカラーマトリックスがカスタムピクチャーパラメーターに追加される。またCanon Log3もサポートされ、センサーからダイナミックレンジを最大限に引き出すことができる。
これらのカムコーダーにC-Log3を実装するのに3年もかかった理由は不明だが、XF / XAカメラとキヤノンのシネマラインカメラの画像を一致できることは大歓迎だ。
オートフォーカス性能の改善
最後に、XF405 / XF400、XA55 / XA50、およびHF G50 / HF G60はすべて、ズームを使用したときのオートフォーカス精度が向上している。
またXF405 / XF400のアップデートにより、デジタルズームアドバンスト30Xモードを使用した場合の画質も向上する。これは、FHDで拡張ズームを使用する場合有用だ。
価格と発売時期
これらのファームウェアアップデートは、現在無料で入手できる。
詳細およびダウンロードについては、キヤノンのウェブサイトを参照いただきたい。