キヤノンは、EOS C70 バージョン 1.0.3.1 のファームウェアアップデートをリリースした。このファームウェアにより、内部で12bit Cinema RAW Lightで最大60フレーム/秒の映像を撮影することができる。また、新しいストップモーションとタイムラプスのモードは、カメラのクリエイティブなオプションをさらに広げる。
1月にEOS R5 Cの発表と同時に、EOS C70のファームウェアアップデートが予告され、Cinema RAW Light記録機能の追加が発表された。
そして今回、キヤノンEOS C70のファームウェアアップデート1.0.3.1が公開された。以下のビデオで概要をご覧いただきたい。
キヤノンEOS C70ファームウェアアップデート1.0.3.1
キヤノンEOS C70ファームウェアアップデート1.0.3.1で、キヤノン独自の12bit Cinema RAW Light LT/ST/HQコーデックが追加され、最大16ストップのダイナミックレンジを持つDGOセンサーをフルに活用できるようになる。何より、V90のSDカードにCinema RAW Lightで内部記録することができる。以下は仕様の全容。
- クロップなしのSuper35センサーモード(4096×2160)
- 最大30フレーム/秒のCinema RAW Light ST
- 最大60フレーム/秒のCinema RAW Light LT
- Super16センサーモード、クロップあり(2048×1080)
- 最大60フレーム/秒のCinema RAW Light LT、ST、HQ
Cinema RAW Lightはすべて12ビットで、4K Cinema RAW Light LTの60フレーム/秒で最大ビットレートは550Mbps以上。V90のSDカードの最大ビットレートが645Mbpsなので、EOS C70が内部記録できる最大値に近い。
さらに、C70のデュアルSDカードスロットにより、1枚のカードにCinema RAW Lightで記録し、2枚目のカードに2K 4:2:0 8bitプロキシを記録することも可能だ。
タイムラプス、ストップモーション、新しいピクチャープロファイル
今回のファームウェアアップデートでは、キヤノンEOS C70に以下のような新しい録画モードとピクチャープロファイルも追加されている。
- 新しいタイムラプスモード
- フレーム・バイ・フレーム/ストップ・モーション・モード
- ピクチャープロファイルは「EOSスタンダード」と「EOSニュートラル」が用意されている。これは、短納期のプロジェクトや、Logピクチャープロファイルを持たない他のDSLR/ミラーレス/コンパクトカメラとEOS C70をマッチングさせる際に役立つ。
価格と発売時期
このキヤノンEOS C70用新ファームウェアアップデートVer.1.0.3.1は、現在無償で提供されている。
詳細およびダウンロードは、こちらのキヤノンのウェブサイトをご覧いただきたい。