パンデミックと世界的な部品不足が続いているが、キヤノンは最近、EOS R3とRF 14-35mm F/4 L IS USMレンズの出荷が半年以上遅れる可能性があると発表した。
9月下旬に正式発表されたEOS R3は、驚異的な動画機能を備え、インターネット上で大きな話題となっている。R3は、キヤノンの最新のフラッグシップミラーレスカメラだ。
このカメラは、現在最高のオートフォーカスシステムと内蔵手ブレ補正機能を備え、6K RAWで最大60Pの動画を内部記録することができる。
EOS R3の出荷遅延
キヤノンは先日、部品の不足と予想を上回る大量の注文のため、新規注文の納品に半年以上かかる可能性があると発表した。キヤノンの公式発表は以下の通り。
平素より、キヤノン製品をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。
現在、下記の各製品に関しまして、予想を上回るご注文を頂き、また世界的な部品供給による影響もあり、納期の遅れが発生しております。お客様ならびにお取引先様には大変ご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。
製品は順次、出荷の予定ですが、新製品のカメラ本体EOS R3、RFレンズRF14-35mm F4 L IS USMにつきましては、大変お時間を頂戴する見通しです。
心待ちにしておられるお客様を長くお待たせしてしまうこととなり、重ねてお詫び申し上げます。一日でも早く製品をお届けできるよう、安定した製品供給に向け対策を継続してまいります。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
順次、出荷の予定ですが、新たにご注文いただく際は、お届けまでに半年以上かかる場合があります。
- EOS R3
- RF 14-35mm F4 L IS USM レンズ
順次、出荷の予定ですが、通常よりも納期にお時間を頂戴する場合があります。
- RF 16mm F2.8 STM レンズ
- RF 100-400mm F5.6-8 IS USM レンズ
- RF 400mm F2.8 L IS USM レンズ
- アイカップ ER-hE
- レンズフード EW-65C
source: Canon Japan
つまり、すでにキヤノンEOS R3を注文している場合は、発送の遅れが少なく、より早く受け取ることができるはずだ。しかし、まだ予約していない場合は、入手がかなり先になる。
なお、世界的な半導体不足の影響を受けているのはキヤノンだけではなく、ソニーもVlogカメラ「ZV-E10」を発売後わずか数ヶ月で受注停止になると発表している。
Featured image credit: Background photo by DuoNguyen on Unsplash, Canon R3 image credit: Canon, editing by CineD