キヤノンはバーチャルプレスカンファレンスで、来たるEOS R5について仕様を追加発表した。8K RAW記録が可能だ。
新型コロナウイルスが蔓延しているが、キヤノンはEOS-R5を予定通りに発売するとしている。おそらく夏までに発売されるだろう。以下、追加発表された内容をお知らせする。
前回までに発表された仕様
下は、1か月前に発表された機能リスト。
- 新開発CMOSセンサー
- 8Kでビデオを撮影でき、4Kにダウンサンプリング
- デュアルカードスロット
- キヤノン初のボディ内手ブレ補正機能(IBIS)
- 電子シャッターを使用して、毎秒最大20フレームで連写可能。メカニカルシャッターの場合は、最大12fps。
- カメラからimage.canonクラウドプラットフォームへ画像ファイルの自動転送
追加発表された機能
以下は主にビデオに関して、今回追加発表された機能。
- 8K / 30p RAWビデオを内部記録
- 4:2:2 10ビットC-LogおよびHDR PQで8K / 30pを内部記録
- 4:2:2 10ビットC-LogおよびHDR PQでの4K / 120p内部記録
- HDMI経由の4K / 60pビデオ出力
- クロップなしの8Kおよび4Kビデオ記録
- 8Kを含み、すべての記録モードでデュアルピクセルCMOS AF対応
- すべての内部記録モードでC-Log利用可能
- デュアルカードスロット: CFexpressとSD UHS-II
期待のカメラ
Rマウントに関しては、レンズのラインナップは着々と進められているが、今までフラッグシップカメラが無かった。EOS R5はそのポジションに座るカメラとなる。
8Kや4K記録のビットレートはまだ分からないが、特に8K RAW記録でのビットレートは気になるところだ。8K RAWのスペックが貧弱なものなら、むしろ実用的で編集しやすいLiteな4K RAWも期待したいところだ。キヤノンは、ビデオ機能はCinema EOSシリーズに委ねていたが、EOS R5はその流れを変えるカメラだ。EOS 5D MarkII以来、久しぶりに待ち遠しいカメラがキヤノンから発売される。
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