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キヤノンがEOS R5ファームウエアをアップデート(1.1.0) - オーバーヒート対策も

キヤノンがEOS R5ファームウエアをアップデート(1.1.0) - オーバーヒート対策も

キヤノンは、EOS R5ミラーレスカメラのファームウェアアップデートをリリースした。ファームウェアアップデートは、バグ対策の他、オーバーヒート制御管理を改善する。

「通常の室温」での8K RAW(DCI、25p)の記録時間を確認すると、オーバーヒート管理が確実に改善されていることがわかる。間違いなく良いニュースだ。

CineDのテストでは以下の結果が出ている。

  • 20分連続記録
  • 10分の回復時間
  • 10分記録
  • 9分の回復時間
  • 11分記録
  • 7分の回復時間
  • 7分記録
  • 5分30秒の回復時間
  • 7分30秒の記録時間(続く)…

EOS R5ファームウェアアップデート1.1.0

キヤノン EOS R5とEOS R6は、7月末に発表された。これらのカメラは今年最も期待されていたカメラの1つだった。同社は「需要が供給を超えているが、できるだけ早く出荷し、クリエイターの手にお届けしたい。」としている。

しかしオーバーヒートの問題は当初から懸念されていた。実際、EOS R6のレビューでも、その問題が出ている。現在、CineDでは最新のファームウェアを搭載したEOS R5のレビューを行っており、間もなくリリースできる。

Image credit: CineD

しかし今回、EOS R5のファームウェアアップデートバージョン1.1.0がリリースされた。以下はキヤノンのサイトから。

  • 映像をカメラの画面に表示しながら、HDMI出力による映像表示を行う設定時に、[温度上昇緩和:入]が設定できるようになりました。
  • 一部のRFレンズを使用した動画撮影におけるレンズ内手ブレ補正の制御を改善しました。
  • 表示言語「英語」設定時:「スローシンクロ」の設定画面における情報表示を修正しました。
  • FTP転送時の接続性を改善しました。
  • 一部のCFexpressカードを使用した際にカードへアクセスする時間を改善しました。
  • 動画撮影において、温度検知および撮影可能時間制御の改善を図りました。また、これにより常温環境下で短い時間の撮影と電源OFFを繰り返した際の撮影可能時間の改善を図っております。
  • 「日付/時刻/エリア」設定をしていないと、動画撮影可能時間が正しく表示されない現象を修正しました。

EOS R5 / R6のオーバーヒートの問題が完全に解決されたわけではないが、いくらか改善されているようだ。

Canon1DXMarkIII_FW_Featured
Image credit: Canon

EOS R5およびEOS-1D X Mark IIIの将来のアップデート

キヤノンは、将来の一連のファームウェアアップデートで、次のビデオ記録機能を導入する予定としている。

  • EOS-1D X Mark III:
  • Canon Log 3オプション。
  • 5.5K RAWビデオ録画用の低ビットレートオプション。
  • すべてのIPBビデオ記録モードの低ビットレートオプション。
  • EOS R5:
  • Canon Log 3オプション。
  • 8K RAWビデオ録画用の低ビットレートオプション。
  • すべてのIPBビデオ記録モードの低ビットレートオプション。
  • フルHD(1080p)録画用に119.88 fpsオプションを追加。

Canon Log 3画像プロファイルの実装は、映像クリエーターにとって素晴らしいニュースだ。また、低いビットレートに対応するが、画質に影響が少ないことを期待したい。

リリース時期

EOS R5ファームウェアアップデート1.1.0は、キヤノンのWebサイトから無料でダウンロードできる。

また、これらの将来のファームウェアアップデートはすべて、CanonのWebサイトから無料で入手できます。

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