キヤノンはエントリーレベルのデジタル一眼レフカメラ、「EOS Kiss X10i」を発売した。欧州ではEOS 850D、米国ではEOS Rebel T8iと呼ばれる。この新しいデジタル一眼レフカメラは、前モデルと同じ24.1メガピクセル APS-C CMOSイメージセンサーを備えている。
EOS Kiss X10iの概要
EOS Kissシリーズは、2003年に発表された。しかし、2010年にリリースされたKiss X4が有名かもしれない。Kiss X4はEOS 7Dと同じイメージセンサーを搭載していた。また、1080Pビデオを撮影できる最初の手頃なDSLRカメラの1つだった。
EOS Kiss X10iは、24メガピクセル APS-C CMOSイメージセンサーを搭載したエントリーレベルのDSLRカメラ。これは、その前モデルのEOS Kiss X9iと同じセンサーを採用している。また、ほとんどの機能は同じで、画期的なアップデートは特にない。 EOS Kiss X10iの主な機能は次の通り。
- 毎秒7フレームの連写ができる新しいDigic 8プロセッサ。
- 1秒あたり最大30フレームの4Kでビデオを撮影できる。フルHDでは、最大60 fps。4KモードではデュアルピクセルAFは使えない。
- 3.0インチのバリアングルLCDモニター。
新機能としては、ライブビューモードでの瞳検出AFがあげられる。もちろん顔検出AFも可能だが、これは静止画でのみ機能する。またAF-ONボタンがあり、上部にあるクイックコントロールダイヤルは、シーンモードを省くことにより簡素化され使いやすくなった。
静止画撮影では、C-RAW形式を使用するようになり、C-RAW形式で最大75枚の画像を連続して撮影できる。更に縦位置ビデオの撮影もできる。
価格と発売時期
発売時期は4月下旬、価格はオープンだが、実勢価格はボディのみで10万円強(税別)、EF-S18-55mm F4-5.6 IS STMとEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMレンズが同梱されたダブルズームキットが15万円前後(同)となっている。
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