今年3月に開催されたCP + 2019でキヤノンが新しいアクティビティカメラIVY RECのコンセプト展示を行ったが、クラウドファンディングプラットフォームIndiegogoのサイトでこのカメラのキャンペーンが予告されている。キヤノンのような大手メーカーが直接販売しないで、クラウドファンディングサイトを利用するのは極めて異例だ。
IVY RECが Indiegogoキャンペーンに
IVY RECは「カラビナでどこにでもクリップできるアウトドアカメラ」だ。ただしこの製品に関する詳細情報はあまり無い。CP + 2019でインタビューを行っているので、こちらも参考にしていただきたい。
アウトドアでスマートフォンより手軽に撮影できるとしており、1m/30分までの防水性と高い耐衝撃性を持つ。カメラのフロント面には小さなダイヤルだけがあり、これで撮影モードを選択する。
ビューファインダーは無く、カラビナの部分をビューファインダーとして使用するが、これはあまり使いやすくなさそうだ。 CanonMini Cam Appを使用してIVY RECをスマートフォンに接続すると、撮影しているものを確認したり、写真やビデオをワイヤレスで転送することができる。
なお、このカメラは様々な設定を行うことはできない。技術面では、13メガピクセルの1/3インチCMOSセンサーを搭載しており、最大1080pで毎秒60フレームで撮影でき、Bluetooth /ワイヤレス接続を備えている。
また本体に収納できるmicroSDカードに写真やビデオを記録することができる。
価格と出荷時期
IVY RECの価格についてキヤノンやIndiegogoからの情報は無い。ただし、アーリーバード価格は最大30%割引になるようだ。Indiegogoキャンペーンの開始や正式発表の時期についての情報も今のところ発表されていない。今後、情報が出れば、記事をアップデートしたい。
キヤノンをはじめ、大手のカメラメーカーがクラウドファンディングキャンペーンを行うのは極めて稀だ。 309億ドルの時価総額を持つ会社がなぜクラウドファンディングで資金を集める必要があるのか疑問ではある。このような製品の市場性をまだ見極められていないのかもしれない。