キヤノンは、RFマウント用のフルフレーム10倍ズームレンズ、RF 24-240mm f / 4-6.3 IS USMを発売した。出荷は2019年9月の予定。
フルフレーム対応の10倍ズームレンズはそれほど多くない。ミラーレス用では、ソニーEマウント用のソニーFE 24-240mm f / 3.5-6.3 OSSがあるくらいだ。 このレンズは好評を得ている。10倍以上のフルフレームDSLRレンズもいくつかあるが、広いズーム範囲を持つズームは常にトレードオフを伴い、同じ焦点範囲をカバーする2~3個のズームレンズと同じ画質という訳にはいかない。
このレンズの開発発表は、他の5種類のRFレンズと一緒に2019年2月に行われている。キヤノンは、新しいフルフレームミラーレスカメラに対応するRFレンズを早急にラインアップしている。現在RFマウントには2種類のカメラがあり、ひとつは昨年リリースされた主力のEOS R(レビューはこちら)と、2019年2月にリリースされた普及バージョンの EOS RP(記事はこちら)だ。
RF 24-240mm f/4-6.3 IS USMの概要
このレンズは10倍ズーム範囲と、最大5 stopの光学手振れ補正を備えており、写真にもビデオにも使える。Nano USMオートフォーカスモーターを内蔵しており、高速で静か、かつ正確なフォーカシングが可能だ。このフォーカスシステムは、マニュアルフォーカスモード時でもワンショットAFが可能となっている。
さらに、絞り、ISO、露出補正などがアサインできる独自のコントロールリングも搭載されている。
レンズの最小焦点距離は50 cmでフィルター径は72mm。レンズの大きさは直径81.28、長さ121.92 mmで、重さは751.26 g。