キヤノンがコンパクト4Kカメラ XC15 を発表した。このところ、キヤノンから新製品が続々発表されている。先週は5D MarkIVが発表されたし、今週はEOS C700と、このCX15だ。
XC10は、1インチセンサーを持ち、UHD記録ができ、静止画も撮れて固定ズームレンズを持つ小型軽量カメラとして、新しいカテゴリーを築いた。XC15は、ほぼ同じ内容だが、オーディオ機能が強化されている。1年前のXC10の記事を見てみると、XC10の弱点の一つがオーディオだと書いている。「キヤノンはこのカムコーダーをプロフェッショナルに向けて作っているが、XLRコネクターが装備してないのは疑問だ」。XC15ではこの声が届いたのか、XLR入力が装備された。(C300用のMA-400 マイクロフォンアダプター装着時)
小さなカメラながら、信頼できるコーデックや改良されたオーディオは歓迎すべき機能だが、ニュースやドキュメンタリーカメラマンにとっては、まだ物足りないものがある。
願わくば、F値一定のレンズが欲しいし、専用のEVFも今回の改良点に入っていればよかったと思うのだが。
以下が、XC15の改良点。
- レンズ:8-f5.6 / 10倍光学ズーム、焦点距離は8.9-89mm(35mm換算で27.3-273mm)(レンズは従来より変更無し)
- C300MKIIに近い画のトーンで、サブカメラとして使用できる。
- 4Kと1080pで、98pに加え24pモードを追加。4Kは305Mbpsで収録。
- 波形表示機能
- フリッカー低減機能
- HDRに似た効果を持つ新ガンマ
- ロック機能の付いた新タッチパネル
- シャッタスピードはアングルでも表示可能