Chroszielは、フジノンPremistaズームシネマレンズ用のフルサーボドライブユニットを発表した。このユニットは3つのレンズすべてに適合し、ズームレバー付きの3つのモーターと、リモート操作に必要なすべてのコネクタを備えている。
なおフジノンPremistaは、大型センサーカメラ用の3つのシネマズームレンズで、NAB2019でPremista 28-100mmT2.9および80-250mmT2.9-3.5が発表された。昨年9月、同社は広角のPremista 19-45mmT2.9を発表している。
Chroszielはミュンヘン近郊に拠点を置くドイツのカメラアクセサリーメーカーで、以前にもフジノンMKズームなどのレンズ用サーボズームコントロールキットを開発している。
フジノンPremistaレンズ用Chroszielフルサーボドライブユニット
Premistaの3つのレンズはすべてギアリングの位置が同じであるため、Chroszielの新しいサーボドライブユニットを共通で使用できる。このフルサーボドライブユニットは、すべてのコンポーネントを1つのハウジングに収納しており、レンズへの取り付けを簡単にしている。
ユニット内部には十分なトルクを持つ3つのモーターが収納されており、0.8ピッチギアを駆動する。エンゲージ/ディスエンゲージメカニズムで、必要に応じてレンズギアを駆動することができる。レンズ交換や電源が切断された場合でもモーター位置は変わらないので迅速な起動が保証されている。ユニットの上部にはズームレバーが置かれている。
ユニットには、ソフトウェアアップデート用のミニUSBポートも用意されている。電源は、Lemo 12-30V DCコネクタ@ 3Aを介して供給される。レンズからのメタデータ(Cooke / i-data)を互換のデータフォーマットで転送することも可能。 Chroszielサーボドライブユニットは、次のコネクタを備えている(すべて底面にある)。
- 電源:Lemo 0B.305
- レンズポート:12ピンヒロセリバース:モーター位置フィードバック、VTR信号、アナログアイリス信号、シリアルTTLインターフェースなどの一般的な機能を備えたインターフェースを提供。
- フォーカスデマンド12ピンヒロセソケット(フジノン標準ピン配列)
- ズームデマンド12ピンヒロセソケット(フジノン標準ピン配列)
- フジノンリモートソケット(ヒロセ20ピン)
価格と発売時期
価格と発売時期はまだ発表されていない。