Cine Gear 2020は現在のところ6月の開催が予定されている。しかし、主催者側は、年内への延期に備え、その可能性を模索している。
Cine GearはNABの規模ほど大きくないが、映画制作に焦点を当てた非常にユニークなショーで、多くの観客が集まる。このショーは例年パラマウントスタジオの敷地で開催され、放送に焦点が当たるNABと異なり、映画製作者や映像クリエーター向けのショーとなっている。展示の多くが屋外で開催されるなど、ユニークな点展示方法も見どころ。
現在予定通り6月4日から7日の開催で進んでいるが、現在の米国のコロナウイルスの状況を見ると、これは悲観的と言わざるを得ない。
Cine Gear 2020 今後の見通し
公式ウェブサイトの発表で、主催者はショーを今年後半に延期する可能性を示唆している。中止ではなく、延期であることを期待したい。
なお、これはまだ可能性の段階で決定事項ではない。当然のことながら、6月に開催されない場合、年末に移行するためには多くのハードルがある。
NABや他の主要なショーが中止になり、各メーカーは、オンラインで新製品を発売するという代替手段をとらざるを得ない状況にある。また、cinema5Dのバーチャルショーもその一つ(詳細はこちら)だが、実際の機材を手にして確かめることはできず、根本的な解決にはならない。
Cine Gear ExpoのWebサイトはこちら。