昨年は中止になり、今年は延期になっていたCine Gear Expoが、ついにLAコンベンションセンターで開催される。9月24日(金)と25日(土)の2日間、LACCで展示とセミナーが行われる。23日(木)はフィルムシリーズ・コンペティションの上映会が行われるが、どこで行われるのかは不明で、詳細は近日中にお知らせしたい。マスタークラスは土曜日にLACCで開催される。
今年のトレードショーのスケジュールは、お互いにぶつからないようにするための椅子取りゲームのようになっているが、NABは新しいCine Gear Expoの日程からわずか2週間後の10月9日にラスベガスで開催されることが決定した。海外からの参加者にとっては、どちらかを選択することになるかもしれないし、渡航制限のために全く参加しないということもあり得る。実際、ヨーロッパ人がアメリカに旅行することは、今のところ不可能だ。
パラマウントスタジオのバックロット
パラマウントでのCine Gearの歴史は長い間、有名なバックロットに映画が入り、コンベンションセンターの内部とは対照的な屋外ののんびりとした環境で行われてきた。今年会場が変わった理由は、スタジオ側からのスペース確保の予約が遅れたためかもしれない。しかし、青空のもとで開かれるショーを楽しみにしているCine Gearの来場者は、がっかりすることになるだろう。
Cine Gear 2021の主催者は「今年は、スタジオでのCine Gear Expoの体験を、Cineサークルが期待するようなキャパシティでお届けすることができませんでした。」と述べている。
しかし、LACCはコンベンションのために作られており、Cine Expoは1000以上のブースを収容できるWest Hallに予約されている。また、Petree HallとPlazaには、セッションやマスタークラスのための大きな会議室が用意されている。さらに、LACCは過去のExpoの精神に則り、屋外での展示も行う。
LAコンベンションセンター
展示会が少なかったため、LACCはCine Gearに有利な条件を提示したのかもしれない。しかし、Paramount社のバックロットがないExpoは、やはり物足りないだろう。また、渡航制限がある中で、どれだけの海外企業が参加するのかにも注目が集まっている。
2021年のCine Gear、NAB、IBCのスケジュール
今年のCine Gear Expoの全スケジュールは、www.cinegearexpo.com/la-expo/schedule/。
Cine Gear LA Expo – 9月23日~25日 – 24日、25日にLACCで展示。
NABコンベンション – 10月9日~13日 – ラスベガス・コンベンション・センター。
IBCコンベンション – 12月3-6日 – RAI, Amsterdam.
CineDの2021年のトレードショー取材予定
CineDチームは、すべての重要な業界トレードショーに出席するために最善を尽くす予定だ。しかし、渡航規制や、どの展示会にどれだけの出展者が実際に参加するかについての多くの不確定要素がある現状では、今後予定されている3つの展示会すべてに参加できるかは現段階では未定。いずれにしても、CineDは業界のニュースやレビューの最高の情報源であり続けるためできるだけのことをする予定だ。