数ヶ月前、YouTube「Orbit for Creators」のクリエイター、ヴァレンティン・ファルカシュ氏が私たちを訪ねてくれた。CineDの成り立ち、サイトの由来、運営方法、そして今後の方向性について、多くの話しに花を咲かせた、楽しくも珍しい訪問だった。彼らのスタジオツアーと私へのインタビューは以下から！
ここCineDで、私たちは常に映画制作の技術をより良いものにするために最高の技術を見つけ、レポートし、皆さんのフィードバックを得るために努力している。しかし、私たちがほとんどやっていないことがある。一歩引いて、自分たちがどこにいて、どうやってここまで来たのかを考えることだ。そのためには、他の誰かの手を借りなければならない。今回の場合、その人物はYouTubeチャンネル「Orbit for Creators」のヴァレンティン・ファルカシュ氏で、他のクリエイターを取材しているチャンネルだ。数ヶ月前、彼の訪問を受け、スタジオツアーを行い、我々の歴史についてかなり長いインタビュー受けた。
CineD HQスタジオツアー
CineDの歴史 – DSLRフォーラムから現在まで
このサイトの前身であるcinema5Dは、デジタル一眼レフカメラ愛好家のための小さなフォーラムとしてスタートしたが、今ではCineDという映像撮影機材情報の主要なメディアに成長し、世界中の人々が次の機材を選ぶ手助けをしている。しかし、私たちの根底にあるのは、第一に映像クリエイターであり、第二にYouTuberであるということだ。「コンテンツクリエイター」という言葉には抵抗がある。インターネット上に使い捨ての断片を作り出しているようにしか聞こえないからだ。
インタビュー – 「We’re Filmmakers First」
CineDの歴史
私たちの歴史はウィーンで始まり、そこで私たち数人の映像クリエイターが、同じようなプロジェクトに取り組んでいることに気づいた。個人で映像していたセバスチャンとジョニー、そしてザルツブルグとイギリスで学んだばかりで、ドキュメンタリー映画制作に情熱を燃やしていた私がいた。私たちは力を合わせることに決め、かつては副業だったものが、私たちの主な仕事となった。
今では英語、日本語、スペイン語の3ヶ国語で、ニュース、レビュー、ビデオなど1日5本ほどの記事を掲載している。数ヶ月前に始めたばかりのポッドキャストも定期的に配信している。NABのような見本市が開催されるときこそ、私たちの本領が発揮されるときだ。今年は、ポッドキャストやソーシャルメディアの追加コンテンツを除いて、NABだけで56本のビデオを制作した。
YouTubeだけにしない理由
私たちはYouTubeを使っているが、それがすべてではない。もしグーグルが明日YouTubeのパートナープログラムを終了すると決めたら、一部のキャリアにとっては大惨事になりかねないからだ。とはいえ、主にソーシャルメディアから情報を得る若い世代を無視することはできないので、それに合わせて対応している。目まぐるしく変化するメディアの状況においてバランスの取れた情報発信をしている。
映像制作技術をレビューする難しさ
機材のレビューには課題がつきものだ。私たちは製品をいち早く手に入れることができるが、正直な批評とブランドとの関係維持は紙一重だ。製品に問題があれば、ネットでバッシングするのは簡単だが、それは必ずしも最も建設的なアプローチではない。クリックを誘うような見出しをつけるのではなく、このような場合はむしろメーカーに連絡し、私たちの懸念に回答する機会を与えることで、その説明をレビューに含めることができる。それは良い見出しにはならないが、良いレビューにはなる。私たちは常に完璧ではない。私たちのアーカイブの中にも、一つや二つ、クリックを誘う見出しを見つけることができるだろう。しかし、私たちはこれまでに何千本ものビデオを公開してきた。
CineDはまだ始まったばかり
結局のところ私たちは、仲間の映像クリエイターたちに対し、変化し続ける撮影機材の世界をナビゲートする手助けをするためにここにいる。伝統的な放送用カメラやフィルムから、現在のデジタル革命へと業界が変化していくのを見てきた。そして、私たちはペースを落とすつもりはない。次の段階に進むか、それともやめるかだ。しかし、この魅力的な映像制作技術の世界には、まだまだ探求し、説明し、見直すべきことがたくさんある。
