Colourlab Aiは、AIベースのカラーグレーディングツールのv1.1アップデートをリリースした。このアップデートでは、DaVinciResolve用のLook Designerプラグインの統合、新しい「Frames of Interest」ツール、Apple M1のサポートなど、主要な機能と改善がされている。
Colourlab Aiソフトウェアを使用すると、参照画像のルックに基づいてカラーグレーディングでき、さらにカラールックを簡単に一致させることができる。
Colourlab Aiは、2020年11月にベータバージョンがリリースされた。その間、ユーザーからのフィードバックを収集し、今回v1.1をリリースした。
新機能
Colourlab Aiバージョン1.1の新機能は、DaVinci Resolve内にLookDesignerプラグインを統合できるようになった。
このプラグインは、革新的な減法混色処理とフィルムネガおよびプリントストックエミュレーションを組み合わせて、セルロイドのルックアンドフィールを真にエミュレートするカラーパイプラインでオリジナルのショールックを作成できる。 Look Designerプラグインは、ハイエンドのポストプロダクション施設の間で確立されており、Colourlab Aiにより、さらに幅広い映像製作が可能としている。
また、「Frames of Interest」と呼ばれる別のAiベースの機能があり、このツールは、ショット内の最も明るいフレームまたは最も暗いフレームと、グレーディングリファレンスに最も類似した色と最も類似していない色を表示する。この機能は、ワークフローをスピードアップし、微調整が必要なものをすばやく認識して、グレーディングの一貫性を高めるのに役立つ。
改善面として、Colourlab Aiv1.1はAppleのM1Macでネイティブにサポートされるようになり、iPhone 12 Dolby HDRとFiLMicPro iOSアプリで取得した映像のカラー管理サポートが含まれている。
Colourlab Aiv1.1のその他の改善点は次のとおり。
- タンジェントコントロールサーフェスのサポート。
- 色域制限コントロール。
- DaVinci Resolve17の高度なカラーマネジメントワークフロー。
- Avid AAFインポート。
- Lutify.meと提携して作成された新しいルックプリセットライブラリ。
価格と発売時期
Colourlab Ai v1.1は、まもなくリースされる。ColourlabAiはサブスクリプションベースのソフトウェアで月額$ 49となっている。年間プランは490ドル。
Colourlab Ai v1.1の詳細と無料試用版のダウンロードは、ColourlabAiのWebサイトを参照いただきたい。