Comica VDLive10は、Comica Audioの新しいワイヤレス2.4GHzデュアルマイクロフォンシステムだ。送信機2台と受信機1台のセットが充電ケースに入っており、4時間のバッテリー持続時間、USB-C、Lightningのデジタルオーディオ出力、アナログ3.5mm出力、モノラル/ステレオ切り替え、音量調整、ミュート機能などを備えている。
最近、手頃な価格のワイヤレスマイクシステムの市場は急速に拡大しており、多くの新製品が市場に登場している。2021年2月に発表されたRØDE Wireless GO IIを除けば、MIRFAK Audio(WE10 System)、Hollyland(Lark 150)、あるいはSynco(G2)といったメーカーから、ワイヤレスラベリアマイクが登場している。
そして今回、中国のComica AudioがVDLive10を発表した。
Comica VDLive10マイクの概要
Comica VDLive10は、デュアルチャンネルの2.4GHzワイヤレスマイクシステム。2台の送信機(TX)と1台の受信機(RX)で構成されている。RXにはUSB-Cデジタルオーディオ出力を搭載した「Comica VDLive10 USB」と、RXにLightningデジタルオーディオ出力を搭載した「Comica VDLive10 MI」の2種類がある。
両バージョンとも、さらにアナログの3.5mmオーディオ出力端子、モノラル/ステレオの切り替え、音量調整、ミュート機能を備えている。また、レシーバーユニットにはオーディオモニター用の3.5mmヘッドフォン端子を搭載している。
どちらの送信機にも内蔵マイクと、外部ラベリアマイク接続用の3.5mm端子を搭載している。同社によると、このマイクセットは最大30mの距離で動作する(遮蔽物のないオープンな環境)。接続は低遅延(20ms以下)で、このマイクにはノイズリダクションシステムが搭載されており、クリアな音声を得ることができる。
同社によると、USB版にはUSB-Aアダプターのほか、3.5mmのTRRS-TRRSアダプターケーブルが付属しているので、デジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラ、スマートフォン、ノートパソコンなど、さまざまな機器で使用することができる。ただし、カメラの場合は追加でTRRS-TRSアダプターが必要になると思われる。
マイクセットは充電ケースに入っている。フル充電には4時間かかるが、ケース内で同時に送信機2台と受信機1台を同時に充電できる。メーカーによると、4時間の連続使用が可能。
受信機のIPS画面には、バッテリー残量が表示される。また、画面には出力モードや音声レベルも表示される。外観は、ブラック、ホワイト、ピンクの3色が用意されている。
価格と発売時期
発売時期は現在のところ不明。価格は、USB-C版が179ドル、Lightning版が199ドルに設定されている。