コンバージェントデザインは米国コロラド州にあるメーカーで、主にフィールドモニターレコーダーやアクセサリーを発売しているが、従来の Odyssey7Q+、Odyssey7Q やApollo に対応するファームウエアオプション、Titanを発表した。Titanをインストールすることにより、1台の4Kカメラから3本のHD映像を作り、本体でスイッチングし、HD出力できるようになる。
コンバージェントデザイン Titanとは?
同社のApolloはご存じだろうか?4本のHD信号を入力して、同時に記録することができる、モニター型のデバイスだ。しかし、もちろん4本の入力信号が必要だ。TitanはApolloにインストールするファームウエアのオプション。今回発売されたTitanは、Apolloにインストールして、1本の4K信号から4本のHD信号を出力することができるオプションなのだ。
- フレーム全体のHD信号
- 画面から切り出したフレームのHD信号
- もう一つの切り出したHD信号
- 上記3つのHD信号をライブスイッチングしたHD出力(EDL付き)
必要なものは、SDIやHDMIから4K出力できる4Kカメラと、コンバージェントデザインのモニターレコーダーのみ。全ての信号は内蔵のSSDに記録される。タイムコードとEDLも保存されるので、編集もいたって簡単である。
Titanは、ソニーのFS5やFS700の4K RAWデータも入力可能。ライブスイッチングでは、ハードカットとディゾルブを選択できる。
Odyssey7Q+、Odyssey7Q (3G SDI) および Apolloを既に持っていれば、新たにハードウエアを購入する必要は無い。RAW入力に関しても、同社のRAW Bundleのようなオプションを購入する必要は無い。
アプリケーション
インタビューで、全体のショットと、聞き手と、語り手のクローズアップ映像が欲しい場合には非常に便利。最小の装備で、収録後すぐにクライアントに納品することも可能だ。
インタビューで、全体のショットと、聞き手と、語り手のクローズアップ映像が欲しい場合には非常に便利。最小の装備で、収録後すぐにクライアントに納品することも可能だ。
価格と発売時期
価格は$1295だが、早期特別価格は期間限定で$995。発売は10月とされている。日本での発売時期、価格は未定。
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